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2006年08月10日(木)  抜歯

昨日、奥歯に違和感を覚えて、今日、仕事の後に歯医者に行ったら、
親知らずがもんのすごい虫歯になっていた。
前々から歯磨きのしにくいところだと思ってはいたけれど、
まさかこんな惨状が待ち受けているとは。
で、迷うことなくスピード抜歯。
痛みもなく、あっという間のできごとだった。
まだ血の止まらない不穏な感じがするけれども、痛くはない。


親知らずを抜いたことよりも、麻酔中のできごとが印象深い。

私の行っている歯医者は微妙に個室っぽい区切りがあって、
患者用のそのブースが4つほど同じフロアにある。大した広さはない。
リクライニングの椅子に座ると、ちょうど目の前に来るところにそれぞれテレビがあって、
私の目の前ではワイドショーらしきものをやっていた。
隣のブースからは「となりのトトロ」らしい音が聞こえてくる。
おそらく、ちいさな子どもがいたのだろう。

私の方では砲丸投げの森千夏選手が亡くなったというニュースが終わると、
トカゲだかなんだかの「謎の生物」が都内で見つかったという話題に移った。
隣では、トトロを探すメイの声が聞こえる。

麻酔をされたばかりの私の耳に、
メイと若い男のリポーターの次のような掛け合いが聞こえてきた。
 メイ    「トトロはー?」
 リポーター 「いた!いました!!」
二人はそれぞれに、興奮を隠しきれない様子だ。
 メイ    「こんなのと(小トトロのサイズ)、こんなのと、こーーーーんなのが!」
 リポーター 「細い舌を出して、辺りを見回していますっ」

先の割れた下をちょろちょろ出して辺りを窺う巨大なトトロ。
脅威でしかない。そんなものが都会で見つかったら大騒ぎだ。

そういうわけで、なかなか楽しい麻酔タイムだった。


処置後、歯科医に「なかなかきれいに抜けたので持って帰りますか?」と訊かれたので、
「いただいて帰ります」と答えたところ、
助手の女の人が「こちらに入れますね、子ども用なんですけど…」と言いながら、
ネズミの形をした蛍光オレンジのケース(歯専用)を手渡してくれた。
うれしはずかし。


真 |MAIL