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2003年12月24日(水)  懐柔と精神年齢

新しい副業先に行った。
西日暮里駅から、バスで走ること20分弱。
普段は電車から見るような風景を、バスから眺める。
同じ区内なのに、だいぶ趣の違う街並。

途中、都電が走っているのを久しぶりに見た。
とても馴染み深いようでいて、ほとんど乗ったことのない都電。

片道490円、40分もかけて行くくらいなら、
自転車で行ったほうが早く着くのかもしれない。
バイクがこちらに来れば、今よりも確実に速い。

副業先では、初対面で人見知りしている相手を懐柔。
相手に応じて、見せ掛けの精神年齢が自動的に切り替わる自分。

帰り道では、バスの行き先表示がズレるというハプニングに遇う。
運転手がかなり焦って(そりゃ焦るだろうが)頑張って訂正していた。
窓の外、コンビニの店頭でサンタとトナカイがケーキを売っていた。
そういえば、この時期、ピザの宅配もサンタがやっている。
仮にもサンタクロースが、商売したらダメだろう。
衣装を着ている女の子たちの責任を問うつもりはないが。

地元駅がまさしくベッドタウンであることを証明するような時間に帰ってきた。
階段に溢れる人の波。電車内の人口が半分になった気がする。

駅を出ると、「給食当番」という揚げパン屋の車が停まっていた。
一瞬迷ったが、七面鳥とスパークリング・ワインの勝ち。
そう、我が家の今年のクリスマスは、なぜかターキーなのである。
父宛のお歳暮の、選べるギフトにあった七面鳥。
3kgのスモーク・ターキー。
祝えない正月にも、ターキーは残っているかもしれない。
七面鳥と雑煮。七面鳥と七草粥。微妙。


真 |MAIL