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2003年08月20日(水)  お話の精

宮部みゆきの『ブレイブ・ストーリー』を読んでいる。
最近は忙しかったので、やっと下巻の3分の1を読み終えたところだ。

宮部みゆきは凄い。
もう、先生と呼ばせて欲しいくらい凄い。
敢えて言うなら、手塚治虫くらい凄いってところか。

いったい、この人の頭の中はどうなっているのだろう。
物語の中にも出てくる言葉だが、
頭の中に文字が一杯に詰まってるんじゃないだろうか。
そうでなければ、この人は、人間でないに違いない。

日本には八百万の神々がいる。
世界中にも、精霊とか妖精とかそういう類のモノが沢山いる。
宮部みゆきは、差し詰め‘お話の精’といったところだろう。
だから、不可思議な者たちを描くのがとても巧いのだ。
そうだ。そうに決まっている。

そういうことで皆さん、ここはひとつ
お話の精の言葉に、共に耳を(目を?)傾けようじゃないか。


真 |MAIL