■ ヘッド・フォンから石田彰
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|| 2003年12月04日(木) 髪を切る ||


■朝起きて、水道の蛇口をひねった瞬間、その水に触りたくない、本能的にそう感じた場合、まず、8割の確率で熱を出す。今朝がそうだった。実際に水に触って、手の甲が「痛い」と感じたら、すでに発熱している。これは100%だ。関係ないかもしれないが、髪を切った。切った、と言っても、ばっさりいったのは前髪だけで、あとはそろえる程度。
「ロングがいいんですか?」と美容師さん。冬だからね、と答えると、「夏は15センチくらい切ったんですよね。」と言う。でも、これは憶えていたのではなく、顧客カードか何かを見たのだろう。そのくらい久しぶりに来たのだ。尤も、夏に15センチ切ったときさえ、亭主も、ほぼ毎日顔をつき合わせているのんちゃんですら「え?切ったの?」という程度にしか認識されなかった。髪が長い場合、ショートにでもしない限り、「切った」とはなかなか判別してもらえない。しかし、ここ10年近く、私はショートといわれる髪形をしたことがない。
「それにしても、見事なウエーブですよね。」幾度となく言われてきた言葉を美容師さんが言う。それも仕事の内、どこかしら褒めなければいけないのだろう。まさか、「すげー癖毛ですね」と言うわけにもいかない。「朝起きると縦ロールになってるのよ。」「ええ?すごーい、いいな〜。」ストレートの人には、このコンプレックスはわかるまい。大昔、どこを見てもストレートのワンレンばかりだったご時世、躍起になってストレートパーマをかけた挙句、もってせいぜい1〜2日、枝毛を増やしただけであった。今はもっといいものがあるのだろうけれど、それ以来、「パーマ」というものにはほとんど無縁だが、前髪だけはストレートをあててもらう。癖毛であるがゆえ、でないとひどいことになる。前髪が決まらないときほどストレスがたまることはない。出不精な私は、それだけで外出をキャンセルしたくなる。

美容院に入ったのは午後4時ごろだったのだが、カラーを決めている段階で既に6時近くであり、「最遊記R」は無理だな、とあきらめた。でもサヴァイヴには間に合いたい。「何時ごろになりますかね?」そう訊くと、「7時半くらいになっちゃいますね。」と美容師さん。え?「お夕飯の支度とかもしないといけませんもんね、急ぎますね。」と言われ、「ええ・・まあ・・」と濁す。まさか、「見たいアニメがあるので」とも言えない。

結局、美容院を出たのは7時25分頃で、急いで自宅に電話。休みで家にいる亭主に、録画を頼む。ところが、うちの亭主、早送りをコマ送りにしてしまうほど機械オンチな男。チャンネルの設定から教えなければならず、思いのほか時間を食い、時間には間に合わなかった。ちゃんと録れているか確認するのが怖くて、実はまだ見ていない。

■とりあえず、風邪薬を飲んで、早めに就寝しようと思う。


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シャンプーをするときに、「その本、お預かりしましょうか?」と言われ、お願いしたのだが、シャンプー後、席に戻ってみると、堂々と表紙を向けて鏡の前に置いてあり、別にやましいわけではないが、少しドキドキする。「本はよく読まれるんですか?」と訊かれ、「え、あ、まあ・・」と、不振な挙動をとってしまった。日ごろの習慣だなあ、と思う。

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