現在午前0時00分。 今日は親父の62歳最後の日だ。 「親父の年齢が俺の年齢のちょうど2倍」も今日でおしまいか。 今日は親父の担当の○×先生から親父に対して告知がなされる日だ。 午後16時過ぎに。
現在午前0時23分。 「SPEC」を10話目まで全部観た。 あとは映画版だけだ。
Skypeで相手の声が俺に聴こえない不具合があったので、色々いじってたら直った。 なんか、Skype音声テストサービスの声の人がベジータの声優に替わってる気がするのだが、気のせいだろうか。
調べてみたらやっぱりだ。 現在のSKypeテストサービスの音声は堀川りょう事ベジータの声優になってるみたいだ。 以前の声は気色悪い声の人がやってて生理的に受け付けなかったし、堀川りょうになって良かったと思う。
病室で、俺が嫌いだった親父の毛むくじゃらの腕を見ていて、「この腕も火葬で焼かれてしまうんだろうな・・・」とか思った。
俺はいつも自分でお薬占いみたいなのをやっている。 薬を一飲みで飲み切れたら、翌日は俺の思い通りに事が進む、みたいな。 でも、いつも大体一飲みで飲み切れる薬が、今日は一飲みじゃ飲みきれなかった。 おまけに、それに気づいた時、この日記のアクセスカウンターの下3桁が444となっていて、その時時間が午前0時44分となっていた。 不吉な暗示だな・・・
「お薬占い」ってなんとなく自分で命名したけど、「お薬占い」って実際にあるのかな、と検索してみた。 そしたら本当に「お薬占い」みたいなサイトが出てきて、そこに生年月日等を打ちこんだら「注射薬です」と出てきた。 そして「注射薬」の本日の占い結果が「ドラマティックな一日になりそう」と。 嫌な予感がするな。
現在午前0時51分。 薬も飲んだし、今日はそろそろ寝ようと思う。
今日は午後12時過ぎに目が醒めた。
現在午後14時27分。 病院に到着。
現在午後21時35分。 病院から帰ってきた。 今日、親父の歩く為のリハビリで、親父は入院して初めて体重を計った。 親父の体重は82.6キロだった。 入院前は90キロある、と言っていたから、激痩せだな。 癌によるものなのか、病院食によるものなのか、酒を飲まなくなった事によるものなのか不明だけど。 午後16時前になり、医者をやっている親父の兄貴の伯父と、同じく医者をやっている親父の弟の叔父と、それから親父の姉である城崎の伯母がやってきた。 午後16時に先生から親父を含めた親族一同に説明がある、という予定だったのだが、先生は手術とかで忙しくて、結局午後18時近くまで待たされる事になった。 親父の兄貴の伯父は予定があるとかで、午後17時には病院から帰ってしまった。 俺の弟もやってきて、またまた俺は対人恐怖症を発症。 「この緊張を受け入れるんだ」って気構えでいたおかげか、いつもほど頭の中はパニックにはならなかったけど。 先生が説明している間も心臓がバクバク言っててきつかったな。 先生の説明。 このまま抗癌剤を投与せず、親父に会社の引き継ぎをきっちりやらせるか。 それとも、治るかもしれない望みにかけて抗癌剤投与の治療をするか。 ただ、抗癌剤を投与する治療を行った際、あまりのしんどさに頭も朦朧となってしまって、仕事の引き継ぎが出来なくなる可能性が高い、との事。 仕事を取るか、命を取るか、「それは□□さん(親父の名前)の意志次第です」との話だった。 親父は「抗癌剤を投与しないって事は希望を捨てるって事じゃないですか。希望は捨てたくないんです。でも仕事の引き継ぎもきっちりやっておかないといけないし、仕事の引き継ぎをした後で抗癌剤投与の治療は出来ませんか?」と言っていた。 先生は「今はまだ元気にしてられるからいいんですけど、また頭が朦朧となってしまったり意識がストンと落ちてしまう可能性が高いです。波があるんです。私としては、抗癌剤の治療をするなら出来るだけ早く、元気なうちに踏み切るのが良いと思います」と。 あと「抗癌剤を受けるにあたって、PSというのが1から4まであって、普通に歩いたり喋ったり働いたり出来る段階を1、ずっと寝たきりで何も出来ない段階を4としてます。□□さんの場合、3になってます。抗癌剤の治療を受けられるのは普通なら1か2だけなんですが」みたいな事も話してた。 先生や医者をやっている親父の弟の叔父からは「余命半年」みたいに言われてた。 それも「ずっと意識がシャキシャキしてる半年じゃなく、意識がストンと落ちてしまった後の事も含めて半年」と。 親父は「きついなぁ・・・」「厳しいなぁ・・・」と言っていた。 そんな感じ。 午後20時になり、面会時間が終わり、俺は家に帰ってきた。 電車の中で俺の隣に座ってきた人。 以前、高校生が電車内で1人で2席分くらい占領して眠ってて、お年寄りの人が座れずに困っているところ、その高校生のひざをパシッとはたいて起こし、そのお年寄りを座らせてあげたぶっちょう面の男の人が居たのだが、その人が俺の隣に座ってきた。 座ってきた瞬間「あ、あの時の人だ」と思った。 以前この人を見た時は日中だったのだが、今度は夜中に見かけた。 凄い偶然だな。 その人は俺と同じ駅で降りて行った。
今の時点じゃ、親父は俺の倍の時間を生きている。 この歳になると「たったの倍か」という感覚になる。
現在午後23時55分。 「俺の年齢が親父の年齢のちょうど半分」が終わるまであと5分。
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