リュカの日記

2007年04月04日(水)

昨日の午後20時20分に、あの子から突然メールが着た。
「リュカさんこんばんは。今三ノ宮にいます。これから会えますか?急ですみません・・m(__)m連絡待っています」と。
本当に突然の事だった。
あの子が神戸に立ち寄るのは、1.2ヶ月先の事だとばかり思っていたので。
俺は「今から行きます」と返事を返し、家を出た。
ちょうど今金が全く無い時だったので、所持金が三ノ宮までの片道分しかなかった。
電車に乗っている間、ずっと脚がガクガク震え、心臓もバクバク鳴り続けていた。
その後も携帯で数回やり取りを続け、センター街で待ち合わせという事になった。
まだ緊張はほぐれない。
あと数分であの子が来る、となったその瞬間に、今度はメッセの子からメールが着た。
「嫌な話聞きそう。怖いです」と。
今までずっと平和で居たのに、また最低な話を聞かされるんだ・・・
あの子に会うという事に対する緊張に加え、更に別の意味での緊張感も加わった。体が強張る。
しかし、その事によって、自分の中で緊張感が相殺されるみたいな感じになったのか、これからあの子に会うという事に対しては、割とリラックスした気持ちになれた。
しばらくして、あの子が俺の前に現れた。
あの子は「自分は不細工なんで期待しないでください」とよく言っていたので、実はあの子の容姿に関してはそこまで期待していなかった。
メンタル面で凄く癒しになっているので、それだけで十分だと。
でも、俺の前に現れたあの子は凄く可愛かったので驚いた。
パッと見完全に女の子。
髪も長くてサラサラで。
あの子が「二人きりになりたいです」と言ってくれたので、少し場所を移したが、何を話せば良いのか分からず戸惑った。
でも、あの子は凄く緊張した様子で大人しかったので、逆に、こちらは少し余裕を持って接する事が出来たと思う。
少し自分を作ってしまった。
対人用の仮面というか、そんな感じで。
こうなると、俺は軽はずみな態度で、どうでもいいような事ばかりを喋ってしまう。
あの子がネットカフェに行こうと言うので、文無しの俺はあの子におごってもらう形になってしまった・・・
それが結構痛く感じた。
個室を取って、3時間パックを利用した。
俺は、あの子に「ニコニコ動画」を紹介した。
対人用の軽薄人格を被った俺は、あまり突き詰めた事を話す事をせずに、面白動画ばかりを勧めてしまう。
あの子と居られる時間だって、ほんの3時間程度しか無いというのに。
軽薄になった状態の俺は、いつもこんな感じになってしまって・・・
あの子は華奢で可愛く、俺と違って凄く清潔感を持っていて、とても好みな感じだったけど、本当に突然の事で『今あの子と一緒に居るのだ』という事に対する現実感が殆ど持てず、ちょっと仲の良い普通の友達みたいな感覚で接してしまった。
でも、あの子には握手をしてもらっただけで、それ以外、変な事は一切なかった。
でも、こんな風に現実感も沸かないままに、ただ勢いだけで恋愛的な接触を持ってしまう事にならなかったのは、本当に良かったと思う。
それに、あの子に何かをしてしまうのは、申し訳ない気がしたから。
また、俺は生まれてから一度も、他者と恋愛的接触を持った事が無いので、どちらにしろそういう行為に及ぶような事は無かったと思うけど。
「誰とも何もしないのが当たり前」で、今までやってきた訳だから。
3時間パックの終了時間になったので、俺はあの子と店を出た。
その後、あの子が同居人に弁当を買うというので、コンビニに立ち寄った。
そこで、俺はあの子にお勧めのお菓子を訊ねた。
緑のグミを勧められた。
なので、今度機会がある時にそれを買ってみる事にする。
コンビニを出た後、俺はあの子が同居人と落ち合う約束をしている場所まで送っていった。
最後にもう1度握手してもらった。
そこで別れて、俺は自宅に向かって歩き出す。
帰りの電車賃が無かったので、自宅まで徒歩で帰る事になった。
携帯であの子の顔写真を3枚撮らせてもらったので、帰り道はずっとその写真を眺めていた。
2時間近く歩き続けて、ようやく自宅に到着した。
午前3時前だった。
家に帰った後、さっそく糞親父ともめる事になった。
糞ウザイ。感慨にも浸らせてはくれないのか。
大事な時には決まっていつも糞親父、だ・・・
現在午前3時24分。
また、あの子に会いたいな。
次に会えるのは、半年くらい先になるそうだ。

今日は午後15時40分前に目が醒めた。
バイトの面接が行われるのが午後16時から。
これじゃ遅刻だ。
とりあえず、俺は急いで家を出ることにした。
午後17時まで使える回数券が1枚あったので、それを使って三ノ宮まで向かう。
向かう途中、突然大雨が降り出してきて、びしょ濡れになってしまった。
かなり遅れてしまったけど、面接を受ける事が出来た。
しかし「この仕事は長期の仕事で、研修中は電車賃くらいしか出ない。3ヶ月は研修をしてもらうから、割に合わないかもしれないけど」と言われ、どうしようか迷ってる。
とりあえず、7日に1度仕事を見学しに行く事になった。
スーツ着用で。
結婚式のイベンターみたいな仕事で、マイクで色々喋ったりもしなければならないらしいし、俺はこの仕事は引き受けないかもしれない。
バイトの面接を終えた俺は、建物を出て、ジョーシンの前にあるスペースに座り、母親が作っていた弁当を食べた。
帰りの電車賃も無いし、今日も歩きかな。
貯金の残高も916円で、ギリギリ引き出せない額だし。
そこで、俺は一つ思いついた。
俺はいつも、金を引き出す時はコンビニのATMを利用していた。
コンビニのATMでは1000円単位でしか引き出せないけど、銀行ならどうだろう。
まだ銀行も開いている時間だったし、とりあえず銀行に向かってみる事にした。
そこで「700円」と入力し、決定ボタンを押してみた。
すると、ちゃんと引き出す事が出来たのだ。
どうやら、銀行では100円単位でも引き出す事が出来るらしい。
どうせなら「800円」引き出せば良かったな。
700円引き出せたので、俺は自販機でタバコを買った。
タバコを切らして、数時間吸っていなかったせいか、一本出して火を付けて、煙を吸い込んだ瞬間にめまいがしてしまって、頭がクラクラしてしまった。
その後、昨日、というか今日、あの子と一緒に入ったコンビニに行き、あの子が勧めてくれたグミを購入した。
美味しかった。
それから俺は切符を買って、自宅まで帰ってきた。
今日は歩かずに済んだ。
現在午後18時49分。

昨日メッセの子が「嫌な話を聞きそう」と言っていたので、俺は今日、メッセの子に「またお兄ちゃんの事ですか?」と質問してみた。
するとメッセの子は「隊員の事です。イジメに関する事でした」と。
続けて「暴力だけじゃなくて性的なものも含みます。なんかまたかとかやっぱりなとかいう気持ちになってしまいます」と。
俺は「されてたの?その子の歳は?弟がちゃんと助けてあげるんだよね?」と言った。
メッセの子は「その子今度中2になる子です。弟あてにきた電話だったんですけどその時弟はトイレ入っててはじめに電話に出たのは俺です。高くてすごく可愛い声でした…××君(弟君の名前)ですかって…」と。
俺は「はい……痛々しいです…そんな子酷い目に遭わせる奴なんて、老若男女問わずまじ片っ端からぶっ殺してやりたいです…」と言った。
メッセの子は「まじかわいそうです…弟が昨日その子に会ってきたんですけどイジメが酷いです。イスに画鋲仕掛けられたりテニス部ではボールの的当ての的にされたり石灰を頭上からぶちまけられた事もあったって…それである日は数人でゲームをやっててビリになった奴は罰ゲームとしてみんなの前でおしっこを出してそれをコップに入れて自分で飲むっていうのをやったらしくて。その子はゲームに勝ったのになぜかその子がビリって事にさせられてそれでみんなの前でちんちん出しておしっこまで出してそれをみんなの前で自分で飲んで…しかも翌日からは尿を飲んだ事でもからかわれていじめられて。他では素肌の背中を思い切り平手で叩かれてもみじを作られて…」と言った。
俺は「もっと酷くなる前に何とかしないと。弟はそいつら一人残らずぶちのめすんだよね?」と言った。
メッセの子は「しかもその子好きな女の子がいるらしいんですよ。いじめてる奴らはそれ知ってて。それで春休み中に人がいない教室でその子といじめてる奴ら数人がいて廊下にはその子が好きな女の子がいたらしいんですよ。そこで教室の中でその子そいつらに服脱がされて全裸にされて。しかも全裸にされた状態でアームロックかけられてそのままの姿でひきづられて全裸のまま教室からひきづり出されてその子の好きな女の子の目の前に連れていかれたらしいです…その女の子は引きまくってたって。その子もう死にたいって弟に電話してきたんですよ…」と言った。
俺は「はい…;;」と言った。
メッセの子は「弟はそのつもりです。幸いにもそいつらはその子の家にまでは来たりはしないんですって。だから学校に行かなければいい事なんですよ。だけど問題なのはその子いじめられてる事を親には絶対に知られたくないんですって。しかも更にはその好きな女の子の所に謝りに行きたいらしいですf^^;全裸で目の前に現れてしまった事に対してその男の子が罪悪感感じちゃってるんですよ。だからそれをその女子の所に謝りに行きたいって…無理やり全裸にされて連れて行かれたのに」と言った。
俺は「はい……まじそいつら殺しましょう。命乞いしても許さずに、更にボコして一生のトラウマにするべきです!」と言った。
メッセの子は「はい。その子が好きな女の子は小学校と幼稚園から同じ女子で昔はよく遊んでて仲良しだったんですって。今回裸を見せちゃって初めてその女子から嫌な顔をされてその男の子すごくショックだったらしいです。そもそもショタ女が興奮してるのを悟られないようにわざと嫌がってる演技してるだけの可能性大きいですけど。今回は俺も行きます。女子に謝りに行く時も近くまでついていって警戒するし。それに相手はガキだし」と言った。
俺は「うん。いつ復讐するの?」と言った。
メッセの子は「多分金曜か土曜です。女子の所に謝りに行くのはまた別の日になりそうですけど」と言った。
俺は「うん。その子今は学校行ってないんだよね?」と言った。
メッセの子は「春休みですからね。いじめられてるのはテニス部の中でだけみたいです。今は春休みの部活は休んでるみたいです。金曜土曜に部活があるらしいんでそこを狙います。なんかF君も行きたがってるんですけどあの子は単に喧嘩祭りに混ざりたいだけな感じなんで連れていきませんf^^;」と言った。
俺は「うん。顧問も見て見ぬフリなんだね。でも、弟一人で数十人相手に出来るのかな」と言った。
メッセの子は「相手は多い時でも5人ですって。ていうかもしかしたら全員はボコさない可能性も大きいですf^^;というのも相手達もまだチン毛が生えてないような奴らなんですって。それは弟が実際見たときにやるかやらないか判断するらしいですけど。最低でも一番デカいっていうか老けてる奴を一人ボコして見せしめみたいにするとは言ってましたけど。ようはF君みたいなキャラの子供かもしれないって事です。それでも酷い事してるには変わらないんで一応教育はするらしいですけどf^^;」と言った。
俺は「死にたいとまで思わせてるんだよ。しかも、自分なんかよりもはるかにはるかに幼い子供を」と言った。
メッセの子は「はい……でも一応ストッパーの役割も必要だと思うから…それに主犯格はデカい奴であとのいじめる側の小さい生徒達は自分がターゲットにされたくないからイジメに嫌々参加してるっていうパターンも考えられるし」と言った。
俺は「その主犯が隠れショタ野郎でね」と言った。
メッセの子は「とにかくこれは実際を見てみないとなんとも言えないですから。全員つぶすべきなのか一部のみつぶすべきなのか」と言った。
俺は「そうだね。主犯の奴が隠れホモだっての、絶対周りに暴露してやるんだよ。これだけは忘れないで」と言った。
メッセの子は「俺こういう事に慣れちゃったのかな…今回すごくかわいそうだと思ったけどショックはそんなに大きくないです」と言った。
俺は「はい…仕方ないです。世の中最低な奴しか居なくて、最低である事が平均みたいになってるから」と言った。
メッセの子は「その子は死にたくなる思いなのに軽く捉えちゃって。その子にすごく悪い…」と言った。
俺は「はい」と言った。
メッセの子は「相手がどんななのか見えないから余計にもどかしい(;_;)」と言った。
俺は「多分その子見たら凄くショック受けると思うから」と言った。
メッセの子は「はい…声すごく可愛かったし緊張してるみたいだった…」と言った。
俺は「うん」と言った。
メッセの子は「やった奴らが見えてこないからすごくもどかしい気持ちになります」と言った。
続けて、「こんな現実身近な知らない所でもたくさんあるんだろうな」と言った。
更に続けて、「今だって絶対にいるんだ」と言った。
俺は「はい」と言った。
現在午後23時16分。
気分が沈んでたまらない…


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