リュカの日記

2007年03月26日(月)

寝起きから、かなり投げやりな気持ちになっていた。
もう全部終わったんだ、とか。
タイプの少年に関しても、絶望的な現実ばかりが意識され。
もう、さっさと死んでこんな現実とお別れしたい、とか。
お別れしたところで、その現実が無くなる訳でも無いのだけれど…、とか。
ちょうどその時、あの子からメールが着た。
一瞬目を疑った。
もう絶対連絡なんてくれないものだと思っていたので。
あの子によると、引きこもり生活を脱する為にパソコンや携帯を触らないようにしていただけ、との事だった。
今は奈良に居るので、もうすぐ会えます、とも。
一瞬で、心がほぐされていくような感じになった。
高揚してきた。
避けられていた訳じゃなかったんだな、居なくなった訳じゃなかったんだな、と。
あの子からのメールはその一通だけだったけど、大分心が軽くなったと思う。
現在午前2時07分。

それにしても、もう関西に来ているとは。
5月か6月くらいになる、と言っていたのに。
もう少し時間があれば、色々プレゼント出来たかもしれないのだが…
あの子はアクセサリーが好きらしい。
シルバーアクセの作り方もネット上で色々と出回っているし、工具もある程度学校に有る物を使えるだろうし、せっかく美術学科に入ったのだから、プレゼント用に自作してみたいな、みたいな事も思いつきレベルで考えていたけど。
どのみち、まずはバイトだな。
あの子が着た時に時間を空けておけるように、最初の内は短期で色々探してみよう。
現在午前5時17分。
何だか、人生に少し光が射してきたような気がする。

昨日からの徹夜明け。
学校のガイダンスに行ってきた。
今までは阪急か阪神しか使えなかったが、春休み中に学校の最寄り駅として新しくJRの駅が出来たらしいので、今日はJRで学校に向かった。
今年から禁煙場所が増えるとか、学校のキャンパス名の呼び名が変わるとか、色々な変化を知らされた。
ガイダンスが終わり、学校を出る。
今日は、学校帰りに須磨まで行った。
砂浜なんて、本当に何年ぶりだろうか。
しばらく、須磨のビーチにある堤防みたいな所に座って、小説の続きを読んでいた。
家に居るよりずっと静かだ。
また行こうかな。
現在午後19時30分。

一昨日、メッセの子と弟君がF君の家に泊まった時の事。
その日、メッセの子からメールが着た。
「早速F君お風呂沸かして上物の入浴剤入れて『三人でお風呂入ろう』って誘ってきましたからねf^_^;これは想定内だったんで『俺ら二人は家で風呂に入ってきたからF君はゆっくり一人で風呂に入りなよ』って言ってスルーできました。F君寂しそうに一人で今入浴中です」と。
しばらくしてから、またメッセの子からメールが着た。
「状況大分重いです」と。
どういう事なのかを訊ねると、「F君の欲はパンパンでまじ病的みたいです。F君風呂から泣きながら全裸で出てきて。ずっと性器がこんな感じになってるって俺らに見せてきて・・・二週間くらい前からエッチな気分がおさまらなくなってきて特にここ最近は夜も眠れなくてまる三日間くらい全く眠れてないんですって。自分で『今までのバチが当たったからこうなった』って言ってました。俺らに犯させてくださいお願いしますって素直に頼まれちゃって・・・昼も夜も興奮状態が続いてるから夜も眠れなくて体力的にもかなりきついらしいです・・・自分でもうすぐ死にそうって言ってました」と。
俺が「どうするの?」と訊ねたところ、「もう弟とF君は二人で別の部屋に行きました・・・これは単にF君がエロいだけって事とは違うみたいだし・・・F君が本当きつそうだったからm(_ _)mこのまま我慢させるとF君本当危ないって思ったから。F君の命的にもいつか暴走するんじゃないかって面でも両方の意味で」と。
勘違いする馬鹿が出てくるといけないのでここで補足しておくが、メッセの子や弟君がF君の要求に応じたのは、【あくまでも】F君自身が弟君達と同じような幼く可愛い少年だからだ。
何の特殊性も神秘性も持たない薄汚いショタコン野郎が同じように懇願して見せたところで無駄だから。
俺はメッセの子に「やっぱりC君だ。C君の名前で呼びかけてみたら?」と言った。
メッセの子は「行為の途中でそう呼ぶように弟に言いました。弟とF君が行為を始めてもう二時間くらい経ちます。F君のあの異常な欲はCがそうさせてるんじゃないかとも思います。昔の俺よりもずっときつそうでした」と。
それが一昨日の事。

今日になって、またメッセの子からメールが着た。
「俺弟と喧嘩っていうか言い合いになっちゃって」と。
また、「Cがきたんですよ」とも。
どういう事なのか訊ねると、「F君と弟の行為は12時間くらいの長時間やってて。その中で弟がF君にある事をした時の事なんですけど弟が気付いたら目の前でよがってるのはF君じゃなくてCだったんですって。弟びっくりして。冷静になって弟が目の前のCの髪の毛を手でかきあげて顔を確認したり体もよく見たりしたけどまぎれもなくCだったって。20秒はCを見てたって。間違いなくCって」と。
俺は「凄い…。視覚化したんだ。何か血の気引いた」と言った。
メッセの子は「視覚だけじゃないです。髪の毛かきあげたり顔や体も触ったって。肌の色もF君の小麦色の肌じゃなくてCのあの白い肌になってたの確認したらしいし。F君がCになってたのって弟がF君にたいしてCが一番好きだった事をやってる最中だったんですって」と言った。
俺は「それで、何で弟と喧嘩になったの?」と言った。
メッセの子は「Cきたのになんで俺を呼ばなかったかって。すごい事が起きたのに結局俺は最後まで蚊帳の外じゃないですか。終わった後に話だけ聞かされて。弟の言い分は『せっかくCきたのに変な真似したら消えちゃうと思ったから』みたいに言われて。たしかにそれもあると思うけど逆ギレされたのにむかついちゃって」と言った。
また、「Cにとって弟とCの二人の時間だったんだから俺が介入するべきじゃないっていうのも俺十分分かりますよ。だけど今考えてもすごく寂しいし悲しい(:_;)目の前にCがいて行為受けてただなんて。それで俺スネて実家に帰っちゃって。そんな自分の幼稚さっていうかそういうのも嫌になるし」とも。
俺は「でも、弟は初めて死後のC君に会えたんだし」みたいな事を言った。
メッセの子は「そうですね。一番はっきりした会い方でしたね。だって起きてる時に目の前にいたんですよ。想像しただけであまりの凄さに空飛ぶ気分になりますよ」と。
また、「Cの体は温かみもあったし体の中も熱いくらいだったって。まじすごい。俺はまじですごく悲しくて寂しいです。のけ者にされた気分ですよ」とも。
さらに、「やっぱりF君自身には性欲なかったんだ」とも。
現在午後20時29分。


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