午前7時頃に目が覚めた。 昨日感じていた苦しさが、少しだけ後を引いているように感じられる。 しばらく、そのままベッドでボーっとしていた。 好きなタイプの男の子でさえ、悪戯される。 それに対して、慣れが出てきていないだろうか、と。 好きだった後輩を思い浮かべる。 俺は、こんな子が汚い奴らに陵辱される事に慣れたのだろうか。 よくも耐えられるものだよな。 こんな子がそういう目に合わされる事に慣れるだなんて、本当に考えられない事だった。何より耐えられない事だと、認識していたのに。
後輩の住んでいる近所に足を運ぶ用事などがある時、その子を目にする事もあるかもしれない、と期待を高める事も多かった。 俺にとっての夢そのものといった存在だった。 それなのに、そんな綺麗で可愛い存在が、汚く醜い中年親父なんかにされるという現実に、慣れていなかくちゃいけないのだろうか・・ 受け入れなくちゃいけないのだろうか、認めなくちゃいけないのだろうか、許さなくちゃいけないのだろうか・・ 悔しくてたまらない・・
そうやって、色々感じようとしている時に、また邪魔された。 「静かにしてくれ」と頼むと、ダンダンダン!とさらに五月蝿く騒がれた。 発狂しそうなくらいブチギレた。 「ぅあアあアぁああァあアアァアぁアアーーーーーー!!!!!!!!」と、しばらく奇声を張り続けた。 今日の授業は2時限からだけど、そのままサボった。 考えたかった。 でも、もうさっきと同じように感じる事は出来なかった。
何でそんな腐った奴らを許さなくちゃいけないんだ・・ やったもん勝ちみたいだな。 何で、そんな糞共に対して「終わった事だから」的に都合をつけてやらなくちゃならないのか・・ ふざけんな! やってしまえば「過去」に出来るから勝ちなのか? 過去を恨む俺の方が悪いのか? それに従わなくちゃならないのか? それが社会的なのか? 死ねよマジで!
3時限目だけ出席してきた。 美学美術史特講だ。 スクリーンに色々な現代アートを映し出して解説していて、とても想像力が刺激される。 最近、この授業が気に入ってきたかもしれない。1回生の頃から受けてる授業だけど。欝に紛れて、面白さに気づけなかっただけかもしれないな。 もしくは、「面白く感じてはいけないんだ」と。 先週から「金沢21世紀美術館」という場所や、そこに展示してある作品を中心に解説している。少し行ってみたい気もするな。
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