「このままで良いのだろうか・・」という不安に憑かれていた。 男の子に対する感情が薄れ始めていた数ヶ月前である「このままで良い訳がない」と必死に焦っていた頃と、今の状況は、やっぱり違う。 今はもう、感情を持つ事をどこか諦めきれてしまって、ふんぎりを付ける条件が来ないものかと待っている状態というか。 メッセの子が楽しく話しかけてくれても、「この子に対して自分は楽しむ気が無いんだから、全部惰性だ」みたいな気分で返事をしたり。 ショックがまだ残っていた頃なら「楽しんで良い訳が無い」だったのに、今は「楽しむ気がないし」となってる。 楽しまない、という事に関して言えば同じなのに、それに対する気持ちの持ち様が全然違う。 楽しんで良い訳が無い状態を継続し続けて、「楽しむ気ないし」と惰性にならない方が不自然なのかな。 今と数ヶ月前じゃ全然違う。 そういう風に変化してきたのも、割りと最近だろうか。
でも、諦めたんだとか、あの子(ややこしいけど、メッセの子ではない)に対してふっきったんだ、という実感が驚くほど無い。 多分、ふんぎりをつける事もなく、あの子の好意を諦めるという事もしないまま、ダラダラと中途半端な状態を今現在になっても引きずってるんだろうな。浮遊感というのだろうか。 あの話を聞かされてから、もうすぐ2年になるというのに。 多分ふっきるという事自体をしないで来たのだ。 俺は自分で死ぬほど求め続けていたものを、「自分自身で捨てるんだ」といった強い意志というか勇気みたいなものは持ち合わせていないと思う。 その子に想われていたんだ、という感覚を持ったまま、未だにそれに依存してしまっていると思う。 嫌われて関わらなくなったという訳ではないから。 どうにもならないのに。 どうにもならないから、関わらないというギリギリの選択をしただけで、その後もずっと日常的な意識の中で中途半端に依存し続けてるんだろうな。 それは今後も変わらないと思う。以前のように強い感情を持つ事は、自分で制限をかけてしまうだろうけど。 何か、毎日書いてる事が違うよな。 自分で自分の内面を見ないようにしていたり、少年に対する道徳観で自分の気持ちを殺したり、その時々で意識の持ち様が違ったり。 今ここで出した自分の意識についても、明日になったら「そんなので良い訳が無いのに・・」と、またストレスを感じたりするんだろうな。 予想がつく。押し込めたくなるのだ。
メッセの子が送ってくれたので、「インストール」という映画を観た。 主役の女子高生が目標がないからとか個性がほしいとか、とにかくくだらない理由で、チラっと自殺を考える。どうでもいい気分でちょっと思い浮かべてみただけらしく、すぐに思い直すのだけれど。 「贅沢だな・・」と思った。 汚い親父に汚されて、凄く苦しんでいる男の子もたくさんいるのに、と腹が立った。 神木君が出てくるのだが、「加奈子は僕です」と、あんな子供が甲高い声でとんでもない(訳の分からないような)事を言ってのけたのが可愛かった。 セイジとかいう変態野郎が「昨日俺に何をされたのか言って見ろ、言って見ろ、言って見ろ」と脅迫する感じだったのが、卑劣なショタコン親父とかぶって少し息苦しくなった。 主役の女子高生が悩んでる事で、「自分は人生に対する目標が少しもない」という意識がちょくちょく出てくる。俺も持ってる意識だ。 ラストの方で、そういう意識に対して訴えかけるような展開があった。 死んでしまった友達が、「生きたかったな。退屈でも、くだらなくても」 死んでしまった人間の言葉は、やっぱり自分の中で力を持つものなのかな、と思えた。その相手が自分を認めてくれていたら余計に、とか。 俺にとってもそうなのかもしれない。それは、相手が少年でなくても(仲の良い親戚だったり)、自分の中で力を持った言葉になりそうな気がする。 「くだらない」とか「意味がない」とか、そういう鬱屈したものが積もっていた主人公が、ラストの方で結論を出す。 「いいっていいっていいって、時間も若さもお金も大して価値なんて無いんだから」 凄くスッキリするというか、観心地が良かった。 別にそれがそのまま俺自身の答えになる訳じゃないんだけど、モヤモヤしたものを打破した時の気持ち良さみたいなものが伝わってきた。 途中厭なシーンもあったけど、神木君が可愛いというだけじゃなく、ストーリー的にも何だか気持ちの良い映画だったと思う。
現在午前4時20分。 普段ジワジワ持ってる心の内や、映画で受けた感覚など、今日はいつもより正確に文章に直す事が出来てなんだか爽快な感じだ。 不思議なくらいにスラスラ書けた。 普段の俺には、やはり強い無理があるのだろうか。 単純に、自分の内面を文章化するのが好きなんだろうな。 今は凄く落ち着いた気分だと思う。 これもすぐにモヤモヤしたものに変わってしまうんだろうけど。
今日は午後19時過ぎに目が覚めた。 現状が嫌で「このまままで・・」と、寝起きからモヤモヤする。 自分にとってのどうにもならない絶望は、すでに存在していたんだ、と。
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