「あんな子があれだけ好意を持ってくれていたんだ」と誇れたら、それだけで一生心の拠り所に出来た気がする。 でも、悪戯された上で、の事だからそういう訳にも行かない。 誇るどころか、好かれたんだという事自体を否定しなくてはいけない。 明日、というか今日が英語のテストなので、30分ほどテキストをやった。 このテストが終われば、今学年の学校は終わりだ。 本来なら、これで大学生活も終わり。 俺は高校生活が4年なので、もう1年あるけど。
何が原因なのか忘れたが、自分が行方不明にさせた奴が居た。 死なせたのかもしれない。 夢の中でも、自分がしたのかどうかあやふやだった。同じマンションの住人だという設定だ。 それまで俺と縁があった呪い屋だか何だかの老婆が、仕事だからと俺の携帯に音声メールみたいなものを送ってくる。 着信した途端、携帯から恨みがましい老婆の言葉が発せられる。 俺が、同じマンションの人間を行方不明だか死亡だかさせて一ヶ月立った頃、バイトだか何かで三ノ宮に居た。 交番の前を通ったとき「死体が見つかったぞ!」と警官が沢山出てきて走り去って行った。 同じ日にもう一つ、警官が動き出す事件があったはずだが忘れた。 警官が「今日は事件が多いな」みたいな事を言っていた。 耳に入った情報によると、どうやら死体は俺が関わった住人で、腐乱してはいないらしい。 一ヶ月立っても腐っていないというので「俺が殺したり行方不明にしたんじゃなかったのかもな」と思った。 その死体になった男の奥さんを、俺は同じ日に三ノ宮で見つけていた。 情報が欲しかったのだが、容疑者になる可能性があるので警察官に聞く訳にもいかず、直接奥さんに「その死んだ人について自分は知ってるかもしれないから何か教えて」みたいな事を言う。 「ここに電話して」と、電話番号やらが書かれたチラシを渡された。 警察に自分が犯人だと間違えられそうだな、というのがあったので、電話するかどうか迷っていた。 違う場面で、何故かその行方不明になった男の家に居た。 マンションだという設定だったのだが、アパートと洋館が混じった感じの2階か3階建ての建物になっていた。 俺のバイト仲間達(だという設定の人間)や、メッセの子と実在の弟が混じったようなポジションにある子も一緒にその洋館に来ていた。 洋館は、警官やら知り合いやら、人間であふれている。男の奥さんも居たはずだ。 最上階に男の死体があって、それを警官が現場検証みたいにしている。 メッセの子(それか実在の弟)は、別の部屋でテレビゲームをしていたので、俺も検証観察を止めてその部屋に入ってゲームをしたり、行ったり来たりしていた。 最初の男の死体の呪いか何かで人が死に、その死んだ人間もまた動き出したり呪いを発したりするようになる。 窓には格子がかけられていて出られない。出たとしても、外にも死霊があふれていないとは限らない。 逃げようにも、階段の踊り場?には、青緑色の人面(人間の顔をそのままお面にした)を被った男が逃げるのを阻む。 階段の仕切りになっている板を渡って、直接階下に逃げる。 仮面と顔の隙間から、味噌だかお粥みたいなものがあふれているのが見えて気持ち悪かった。(多分、顔の中の脂肪だろうなと) 2階に弟(メッセの子)を残してきたとかで、また戻る事になる。 体が小さいから、死霊の脇から簡単に逃がせて、1階に向かわせた。 外や他の部屋にも死霊があふれかえっているので、その場しのぎにしかならないか。 俺は、上にも死霊、階段にも死霊、外にも死霊が居るかもしれない、といった状況で、逃げ場がなくて行ったり来たりを繰り返していた。 何だか、かなり追い込まれた夢を見た。 文章にしてみるとそうでもないが、夢の中で追い込まれている時はかなりの恐怖を感じていた。 普段は死んでも良いとか思っているのに、夢の中ではいつも、死を逃れようと必死であがいている。 午前9時半過ぎに目が覚めた。 昨日読んだ「デスノート」(自分が犯人なのかあやふやだ、が)や、「変」の中の「缶」(感染する死霊達に追い込まれる、が)という話の影響でこんな夢を見たのかもしれない。
英語のテストは11時から12時までだった。 家を出たのは10時50分過ぎだ。 外には少しだけ雪が舞っていて、風が吹くと冷凍庫並みに手が冷えた。 もうそろそろ春だろうに、今頃になり冬を実感した感じだ。 学校に向かった。 校舎に入って携帯を見る頃には午前11時29分になっていた。 11時30分までに教室に入れないと、テストを受ける事はできない。 1階の教室から4階の教室までダッシュで上がり、ゼェゼェ言いながら教室に入った。 入ってすぐにチャイムがなり、ギリギリでテストを受ける時間に間に合う事が出来た。 全部選択問題だったので、一応全て埋める事は出来た。 勉強していた部分もあったので、解かった問題もあった。 11時53分頃に教室を出た。 学校に向かう時はテストの事を考えていたのでそうでもなかったけど、帰り道に不意に今までの事が意識されたのか、何かキツイ感じになってきた。 少し前に霊能者に見てもらったのだが、今感じているものが、俺についてると言う「透明バリアの上にある、深くて大きな×印の傷」というやつなのだろう、とか考えた。 本屋に寄って、「池袋ウエストゲートパーク」の4巻を買い、古本屋の1冊100円コーナーで「アウターゾーン」の7巻、「てんで性悪 キューピッド」という(ハンター×2作者の)漫画の1.2巻を買った。どちらも古い漫画だ。 買う漫画選びも兼ね、しばらく古本屋で立ち読みをして過ごした。 この前落とした「変」という漫画で、その中のキャラクターの佐藤くんの生年月日も出てきたのだが、俺より2歳上で、その時代に高校生だったようだ。 佐藤くんは高校生なのに私服で半ズボンを履いている少年で、線が綺麗な漫画で描かれているせいなのか、凄く綺麗で魅力的に映る。 今でこそ、大人でもハーフパンツを履く人間は多いのだが、当時の中高生には半ズボンがそれにあたるのだろうか。 小学生以上の人間が、小学生が履いていたような半ズボンを履くというのは、自分の中では考えられない。でも、佐藤くんは似合いすぎるほど似合っていた。 その影響か、少し90年代前半から中頃という時代を知りたくなった。 当時小学生だった事もあってか時代性に疎かったので、社会的にその頃の中高生がどんな感じだったのかをあまり知らない。興味が沸いた。 古本屋を出る頃には、午後2時前になっていた。 その頃には、気分が辛いのもだいぶマシになっていた。 駅前も人通りがまばらになっていて、少し和んだ気になった。 人間が多そうな場所に人間が殆ど居ない、という状況が良いのかもしれない。 マクドに入って、さっき買った漫画を読みながらバーガーを食べた。 家に帰った。 2chを見ると、スレストされた俺の相談スレ(2年半続いていた)が、完全に削除されてしまっている事に気づく。
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