今日は午前9時前に目が覚めた。 メッセの子が出てくる夢を見た。 俺の机の上に集まっているのど飴をやたら欲しがっていて、何だかそれが可愛かった。 現実には、その子が何度も悪戯されているのを聞いているうち、俺はその子を可愛いと感じる事を、もう随分前から辞めている。それには俺自身の意志も含まれるのだが。 悪戯されてなければどれだけありがたい存在だろう。 数年前まで俺は、タイプの子に対しては、女について心配しているだけでよかった。 頭の中では想像できても、同性である男がタイプの少年に限ってだけは、やらしい意味では指一本触れられないのだという事を知ってたからだ。 ありえないだろ。女よりもさらに気色悪い大人の男なんかが触るなんて。 でも、俺はそれから、本当におぞましいとしか言いようがない腐った現実を嫌というほど思い知らされた。腐った奴らによってな。 タイプの子に興味を持つ奴がいるせいで、気色悪い奴がタイプの子に興味を持ったというだけのために、タイプの子は気色悪い奴らと関係を持つはめになっている。全然釣り合わない気色悪い中年が少年に興味を持つから、無理矢理でも、どこかでタイプの子が気色悪い奴に悪戯される可能性が発生している。 現実には釣り合わな過ぎて、そういう奴らがいくらタイプの子に対して興味を持とうが妄想を繰り返そうが、絶対に指一本触れられないはずなのに畜生が!! そういう奴が興味持つだけで、現実に少年が気色悪い奴らに支配されたりしている。しかも中年だとふざけるな! もう、俺は以前の1割ほどもタイプの子に対してありがたみを感じる事がなくなった・・・・・
授業は1時限からだったけど、俺は昼から登校した。 情緒不安定で殆どヒステリーみたいな感じで、ずっと横になっていたかった。何度も叫んだ。 学校に居る間にマガジンを読んだ。 「エア・ギア」を読んでいて嫌になった。 最悪の事が連想されて、途中までかなり黒い展開になりそうだった。 以前に聞いた、女に悪戯されるという話も連想された。 これからもうエア・ギア読むの止めようかな、と思うくらい嫌だった。 授業中だったけど叫びたくなった。 それから頭の中を色々な考えが駆け巡った。 どうなってて欲しいんだろう。どうなれば安心できるんだろう。俺はどうしたいのか。何を望んでるのかどうなりたいのか。俺が安心できるような安定なんか、現実には絶対に通らないものなのだろうか。もしも繋がりそうなもの全てから遠ざける事ができたとしても、それはそれで少年の人生を縛りまくってしまう事になる。結局どうなのか。どうやったらもう心配しなくてよくなるのか。もう何もかもが嫌だ。 本当にそんな事ばかりがずっと頭の中でグルグル回っていて、かなり苦痛に感じた。 3時限目の授業が終わり、俺は4時限の授業は受けなかった。 図書館に行って「トマトケチャップ皇帝」という映画を観た。出てくる少年はもちろんタイプの子ではないし、34年も昔の映画だし、何だか変な映画で気持ち悪かった。 家に帰ってエア・ギアスレを読んでみた。 亜紀人やアギトが好きだと言ってる奴らがあの展開を喜んでいる。 好きなキャラのああいう展開を何で嬉しく思えるのか理解できない。 同じショタコンだけど、自分とは全然別のどす黒い人種に見えた。最低だ。
パソコンを修理に出した店に電話した。 一応俺が入っていた5年間保障が効いたらしく、全て無料で直してもらえるとの事だった。 ただ、修理が終わるまで今から10日前後、さらに俺のパソコンの内容が全消去されてしまうらしい。 一応メッセの子との会話、あの子から貰った誕生日メッセージ、他に色々なアカウントとパスワードをコピーしたメモだけバックアップを取ってあるけど、それ以外は全部なくなってしまう。 今日は一日最悪な気分で過ごしてきたけど、今弟の部屋のパソコンでマリスミゼルを聞いていると少し癒された感じになった。 マリスの曲を聴いているとノスタルジックな気分になる事が多い。 俺が少年が好きで好きでたまらなくて、色々楽しい妄想や嬉しい妄想に浸っていた時期によく聴いていたので、その時の感覚が少しだけ蘇ってくる。 妄想の中に出てきた風景や雰囲気、妄想の中だけにしか見る事ができなかったものが次々と浮かんでくる。 激しい曲も良いけど、マリスの中では特に「ma cherie」のような日曜日の終わりのような甘くて優しくてせつない雰囲気のある曲が好きだ。 普段の激しくて不気味な曲とのギャップがあって、その雰囲気が余計に引き立てられている気がする。 俺が始めてMALICE MIZERのCDを手に入れたのは15歳の頃で、たまたまレンタルCDの店に行った時に友達から「これお勧めやからパクっといた方がええで」と勧められただけの事だった。 この頃はマリスとかそういったビジュアル系バンドが大嫌いだった。一応この時期がマリスミゼルの全盛期なのだが。 友達にビジュアル系好きが多くて、誰かの家に遊びに行くと常にそういった曲が流れていた。俺は友達と遊んでいる時も「早く家に帰りたい」とか「眠りたい」とかそういう事ばかり考えていて、周りからはよく「マザコン」とか「帰りたがり」とか言われていた。ただ家に居たいだけで何故マザコン呼ばわりされるのか分からないけど、とにかくビジュアル系バンドの曲を聴くと友達と遊んでいる時の息の詰まるような感覚が蘇ってきて嫌だった。 引きこもり生活から1年ほどした時に、たまたま手元にあったマリスのCDを改めて聴いてみて、良いモノに感じた。 今では一度聴き出すと、このままずっと聴き続けていたいと感じるほど好きになった。 といっても、バンドがけなされたからと逆上するほど信者でもないけど。
ずっと音楽を聴き続けてて、だんだん頭がボーっとしてきた。 ボヤけた状態で、初めてあの子に対して希望が見えた時はどんな気持ちだったかな、と少し思い出してみた。 一番苦しい時期の出来事だった事も影響してか本当に夢心地だったのに、こんな夢みたいな可能性が本当にあっていいのだろうか、とか疑った事にも原因があったりするのだろうか。
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