リュカの日記

2003年11月23日(日)

昨日からの徹夜明け。
その子が誕生日プレゼントに、何か送ってくれるみたいな事を言ってくれた。
「人付き合いないし、俺宛に何か着たら怪しまれるから」と言って断ってしまった。
せっかくそう言ってくれたのに、少し罪悪感を感じてしまった。
いつもメッセしてる子が、その子とメッセ友になりたいと言ったので、紹介させてもらった。
適当に色々なページを検索して回っているうちに、ネットの接続が切れてしまっていた。
再起動しても接続できなかったので、しばらくPCを落としておくことにした。
漫画を読む事にハマってきたので、本屋に色々買いにいった。
その後でコンビニに行き、スナック菓子等、タバコ3箱を買ってきた。
本来なら2000円近くになるはずなのだが、会計でタバコ代がカウントされていなかったようで、1000円ちょっとで買う事ができた。
店員はタバコ代を忘れている事に気づいていなかったので、早く会計を済ませようと、少し緊張した。
家に帰ってから午前6時近くまで漫画を読んだ。
読み終わった後も、軽いプレッシャーがかかった感じは残っているけど、あまり色々考えずに済んでいた。

今考えてみたら、タバコ代全部カウントされてなかった訳ではなく、後から追加した一箱分だけ忘れられいただけだった。

どうすればいいのか分からなくなる。
その子の出来事があるので、素直に受け入れたり本当の意味で喜んだりできない。
話してる時でも「考えたくない」というプレッシャーが出てきて、どこか落ち着かない感じになる事もある。
今までならそんな子の存在が全てで、何か支えられるような言葉をかけてもらえたら、どんなものでも苦痛にならず我慢できるような気もしていたのに、今はそんな感覚さえなくなってしまっている。
普通の理想の男の子といった感じだったのに、絶対にあってはならない事だった。
本当にありえない事だし、絶対に嫌だ。
どういう風に思えばいいのだろう。
どういう風に思えば正しいのか頭だけで考えても、その考えに実感を持たせられない。
「こう思えばいいんだ」と強く実感できるような価値観がほしい。

その子の日記を見てみると、自分がされた出来事について少しだけ書いていた。
どういった状況なのか、とかどういった事をされたのか、今まで恐ろしくて聞けなかったし聞きたくなかった。
そのおっさんに声をかけられた時の状況だけが書かれていた。
その子が自分でそういうのを語るのが、とても生々しい感じでドキッとした。
一気に血の気が引いていく感じがして、心臓の鼓動が異常なくらい高まっていった。
嫌な予感がして、心配で心配で気が気でない時の感覚だろうか。とても焦っている時の感覚だろうか。
「嘘だろ・・」「やめてくれ」「信じたくない」と、否定したい感情が一気にあふれ出てきて心が張り裂けそうな気分になった。
ずっとその出来事の存在を否定したいといういのもあったので、凄くショックだ。
そのまま色々と考えてしまった。
ずっと心臓の鼓動が落ち着かない感じで、胃にプレッシャーがかかる。
しばらく考え続けていて、その子の日記の内容に少し気になる部分があるのを見つけた。
その出来事について「ちょっとした事件」と書かれている。
絶対ありえないようなとんでもない事なのに、「ちょっとした事件」っておかしくないか?と思った。
文章の下には、綺麗な星のマークが沢山表示されている。
その子は俺の誕生日を気にしていてくれているみたいなので、「もしかしたら」と、ある結論が自分の中に浮かんできた。
「もしかしたら、何もされてなかったんじゃないか?」
何かされそうになったけど、何とかその状況から脱して、警察に通報してそいつが逮捕されたんだという事なのかな。
その子は、そういうのに巻き込まれそうになったショックで学校に行けなくなった。
でも、そいつには何もされていない。
もしそうなら最高の誕生日プレゼントなのになと思った。
喜んでその子の事受け入れられるようになると思う。
前みたいに物凄い喜びはなくても、その子がそういう事に関わっていなければ、時間をかければまた前みたいな感情が戻ってくるかもしれない。
そうなれば、その子が自分を好きになってくれた事だけでも一生の支えにできるかもしれない。
そんな都合のいい考えが浮かんできた。
少し希望が出てきた感じで、だいぶ落ち着く事ができた。
一方で、「そんな都合のいい事あるわけない」と思ってしまう。
最初にその子がその話をし始めた時、とても嫌な予感がしたので「その声かけてきた男が今の同居人でしょ?」と訊ねたけど、「いえ」とすぐに否定されてしまった。
またそんな感じで一気に絶望的な感覚に襲われてしまうのだろうか。
そう考えると、とても恐ろしくなる。
そういう意味で何かされていたら絶対に嫌だな。どんなささいな事でも・・
度合いとかの問題じゃないし。
否定してもらいたいというのもあるけど、安心させようと嘘をついてもらっても意味がない。
何か、本当に自分の事しか考えれてないな・・
とりあえず、今思った事はまだサイトには貼らないでおこう。

午後8時前に目が覚めた。
その子の日記を見てみると、続きが書かれていた。
俺は絶対に信じたくない事がある時とか、無理やりにでも逃げ道を作ってしまうようだ。
その子はそういう目に合わずに済んだと思い込もうとしていた。
でも、日記の続きを読むとそうじゃなかった。
寝起きなのに続きを読んでいる時、妙に気分が落ち着いていた。
その子は、自分がそんな目に合わされたのに優しかったからと、そのおっさんをかばっている。
そのおっさんは「慰めたかった」とか言い訳したらしい。
あんな子にそんな事をする奴は、どんな理由があろうと絶対に許せないと思う。
その子にも、もっとそのおっさんの事を憎んでほしいと思った。
他の日の日記を読んでみても、まだ普通に生活してきたような感じだったのに、それを読んでも未だに信じられない気分だ。
本当に、優しすぎるというくらい優しい子だ。
そのおっさんが自分に優しかったからと、そいつが警察に捕まったことを後悔しているみたいな感じになっているのが、とてもやりきれない気分になる。
絶対に納得できない事だし、その事実をどういう風に受け取ればいいのか分からない。
でも、何故か昼間のような感情が沸いてこない。
一方で、泣き出したいような感覚があるのが分かる。
その子がそんな目に合わされてしまったのが本当に信じられない・・
やっぱり、その話聞きたくなかったな・・
本当ならもっと沢山納得できない事がある。
その子をそこまで追い詰めた周りの人間、そんな目に合わせたクズをかばって金で解決しようとした弁護士、7年服役させるだけでチャラにしようとする裁判、その子に酒を飲ませた居酒屋の従業員・・
その子が帰りたいと嫌がってるのに「慰める」とかありえない言い訳をしたおっさん。
それら全部含めて、憎くて憎くてしょうがない感情があふれ出てくるはずなのに、今それが沸いてこないのがとても歯がゆい。
時間が経ったら、またその事で色々な感情があふれ出てくるのかな・・


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