囁き
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| 2002年03月06日(水) |
埋めるもの、掘り進ませるもの |
舌の根も乾かねぇうちに・・・
用事ついでに、連れと会ってきた。高校生の頃の付き合いだから・・・そこそこ長い奴だね。少し年上だけどさ。まぁ、あんまり変わりない。 心配してくれてさ。すぐに治るから気にしないでって言ったんだ。本当のことだもの。自分のこの発作が一時的なものだって、よく知っているから。向こうがトイレかなんか行ってさ。ぼぉっとしてたら、帰ってきたらしくてね。僕は気が付かなかった。後ろから抱き締められて、ようやく気が付いてさ。驚いて・・・何もしなかった。いや、それ以上だったね。前に回してくれた腕を抱き締めた。向こうの手を押し返して振り返ったら・・・キスされた。 あ・・・って、それだけだった。頭の中に浮かんでるものは。他に何も考えられなかった。強く抱き締めてくれながらのキス。しばらくして重ねた唇を離した友達は苦笑と笑みと照れを交えたような表情で『少しは元気出た?』そう言ってくれた。あまり、覚えてない。ただ、なんだか少し涙がこぼれそうになったことは覚えている。 馬鹿な話とかをしながら、しばらくだべってた。帰り際、抱き締めてキスを返した。自分から。理由はわからない。自分の行動かすらもわからなかった。ありがとっていったら、笑ってくれた。 決して恋愛感情には発展すまい。僕が僕で彼女が彼女だから。ただの友達のキス・・・それでも、嬉しかった。それ以上には行かなかったし、行く気もなかったけれど。淋しさの一部が埋められて、一部が深く掘り進まれた。
なにやってんだろうね、俺・・・
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