囁き
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2001年11月25日(日) 逢う

 傷のことにきづかれた。体を重ねることになれば、きづかれるさ。いろいろあったが、切らないでいてくれるようだ。それだけは、願う。たとえ資格がないにしろ。
 逢うまでが怖かった。逢ってからも怖かった。どの面を下げて逢えばいい?リスカ、逢うことができなかったこと。裏切りを重ねた俺が・・・甘えてくるあいつに、隠し通す自信はなかった。それでも、見せる必要がなければ隠せたかもしれない。それはきっと、後悔と罪の意識をさらに呼んだだろう。しかし、向こうに悲しみを背負わせた。別の意味での後悔。時の流れを引き戻すことなんかできないから・・・

 話は変わるが、『彼女』の出展しているのを見に行った。ビックサイトで行なってる、かなり大きいイベントだった。その一角の『彼女』の大学の、更に一角、ポストカードに印刷された『彼女』の言葉。その詩を見て、やはり素晴らしいと感じた。それこそ、嫉妬が浮かんでしまうほど。小さなポストカードに印刷された、さほど長くはない言葉達。けれど、その言葉が静かに胸に染み渡る。強い衝撃を与えるようなものではないかもしれない。けれど、それは心を奪う。短いゆえに染み渡るもの。ポストカードという小さな紙の上にあることで、その文章が与えるインパクトを強くする。物悲しさは、小さな紙という限られた範囲の中、小さくまとまりながら、その範囲を超えずに、逆にその境界を感じさせ、喜びはその範囲を超えようとする。完全な白地に、小さな黒い文字というのも、言葉を聴覚から視覚に変えるものとして、しっかりと飛び込み、理解させる。それぞれが独自の解釈をさせるものとして、作り手の意識を損なうことなく、しかし、それを押し付けすぎることもない。
 ほんのわずかだけれど、嫉妬・・・発表できる場と、その才能に。

 逢える時間がわずかであったせいだろうか。明日もまた逢えるという感覚を残している自分に苦笑した。罪を犯したものが、何を思う?


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