I.W.O.活動日誌

2003年05月31日(土) シェエラザード!!

日曜日に注文して3日後に届いたリムスキーコルサコフの
「ロシアの復活祭」の楽譜は、半分くらいの長さに縮約されたものだった。
短くしてあるのは歓迎してもよかったのだけれど、
原曲では速いテンポの部分で弦楽器が終始チャカチャカやっていて
華やかさを添えている、、、それがゴソッと省かれているのが気になった。
効果的なところまで省く必要はないではないか、と当惑した。

きょうそれをやってみたのだが、やっぱり間が抜けた感じである。
終始パンパパパンパパばっかりでは、やっぱりつまらない。
ま、それは、オケスコアを参考にしてつけ加えれば、、と思っていたのだが、
いいメロディーを歌う部分まで省いてあるのはどういうわけだぃ?!!
ってことで、この楽譜はとりあえず市吹ではボツにすることにした。

それより、「シェエラザード」の第4楽章を持ち込んだ団員がいて、
こりゃ難儀するだろうから、きょうすぐにやるのは避けようと思ったのだが、
それを見た別の団員が、早速やりましょうと指示意見を言うので、
強引に試奏してみることにした。
スコアを見ると、ヴァイオリンソロのシェエラザードのテーマが、
サックスアンサンブルでなく、コルネットアンサンブルで書いてある。
きょうの試奏は、この部分も、最後の静かに終わる部分もカットして、
祭の部分から難破する部分までとした。

シェエラザードは中学時代からもっとも好きな管弦楽曲なのだが、
第1〜3楽章にはかなり執着があっても、第4楽章はそれほどでもない。
それに、この楽章は、その前の3つの楽章のテーマが回想されるので、
単独で演奏することには大いにためらいがあって、今まで候補から外していた。
数年前に第2楽章を四苦八苦してやって、次は1か3かと考えはしたが、
この第4楽章はいつも候補の枠外にあった。

ところが、きょうやってみると、実におもしろいのである。
2カ月ぶりに、感覚がビンビン刺激される、という感じである。
血が騒ぐようなおもしろさである。
技術的に可能なのかなぁと不安な要素もいくつかあるのだけれど、
さっそく別編曲版を取り寄せて、本格的検討に入りたいと思った。
できれば、第1、3楽章も半分くらいずつ前に置きたいものである。

これら2曲を練習する前に、NSBを2曲ほどやろうとしたら、
楽譜持ち帰りによる楽譜不在で、断念せざるを得ず、
結局、最後に時間がなく、1曲を1回だけ通しただけだった。
ドラムセットの用意をしてくれた人たちには申し訳ない結果となった。


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