今年の舞台は部分的に出っ張りのあるいびつな格好のものになったが、 私としてはこれがたいへん気に入った。まずは作者の玄翁に拍手である。
通常より1時間も早い6時半に、集まりはまだ7割程度だったけれど、開始した。 練習、とは言っても、ほとんど照明との調整のようなもので、 演奏を手直しするような時間はほとんどない。 ハレルヤの開始部分の照明の練習だけで、4回も最初の方をくり返した。 地明かりの照度といい、最初は打ち合わせになかなか難儀をする。 私は客席で聞いて、よっぽどバランスの悪いところは修正するけれど、 あんまりこだわっていては時間が足りないので、許容範囲であればそのまま進む。
7時45分に第2部の通しが終わった。 こうして聞いてみると、公民館での練習の時にはごっちゃごちゃだと思っていた 「マンボ・イン」のサウンドが1番おもしろく聞こえる。 でもパート相互のこのからみ具合、初めて聞く人にはわかりにくいだろうなとも思う。
8時から「舞楽」。 琴にマイクはいらないはず、と信じていたけれど、曲を始めたらまったく聞こえなかった。 それから、琴のマイクの音量調節に何度もNGを出して、これにてこずった。 あまり大きすぎない、自然なバランスに調整したつもりである。 20分ほどかけてひととおり練習した後、ソロの入りの誤りもあるので、 私が指揮台に戻ってもう1度全曲通すことにした。 ただでさえ合奏に慣れてない上に、団員たちでさえ演奏しにくいとこぼす 遠距離指揮だから、無理もない。 2カ所ほど、入念にソロとの合わせをしなければならないところがあった。 それから琴だけのアンコールソロもリハーサル演奏してもらった。 こちらはマイクから音を拾わないのに、よく響いてくる。
それから「ソング・オブ・ライフ」と「ヴァレンシア」の第5曲途中からと 第6曲だけ練習して、きょうのリハを終了した。
マイクとか照明に注文があるときに、それを玄翁に伝え、玄翁が袖に走って 機械室と連絡をとるという方法なので、時間を食ってしょうがない。 もどかしく、イライラが募るばかりである。 来年は、ケータイで直接交信することにしようと思う。
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