……じゃなくて、三世。

　久々に、新感線っつか、いのうえ演出の舞台を見た。最近血なまぐさい演出が多かったんでちょっと心配してたんだが、そんなこともなく一安心。

　ケータイ、モニター、ドアチャイムとか自動ドアとかエレベータとか戦車とか銃器（特にマシンガン）とか、薔薇戦争頃にはあるわけなかんべ、と云う小物は……まあいいや。そういう演出なんだし。
　しかし、アームターミナルって……元ネタ解るゲーマーが会場に何人いると。……ここに一人いるか。ゲームとしてはメジャータイトルだし、わかんなくても何とかなるし、……そう考えると、これもいいのか。

　実は「リチャード三世」自体、初見だったりするわけで。やはり登場人物の名前で混乱した。何人いるんだ「エドワード」（笑）。

　一つだけ残念だったのは、原作がそうなんだからしょうがないとはいえ、リチャードが今まで死に追いやった人々が出てくる悪夢を見るところ。なんか、徹底した悪だったら、そんなん見ずに高鼾で寝てて欲しいところではある。悪い奴ほどよく眠る、ってね。
　まあ、シェイクスピアに今更文句言っても始まらないな。

　しかし長かったよ……１時半開演で、１５分の休憩挟んで、終わったら５時だよ。
　手術以降、長時間同じ姿勢で座っていると気分悪くなってしまう身としては、新感線恒例の、この上演時間の長さも心配だったんだが。これは、こっそり処置（座席に座ってから、スカートのホックやファスナーを弛めて腹部の圧迫を減らすこと）をしたおかげか何とかもった。良かった良かった。

で、終わったついでに撮った、劇場付近の写真。

新瀬