わし日記(たわごと)
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2003年02月15日(土) ヴェルサイユ展・その他(超長文)

 文句があるならヴェールサイユへいらっさいっ。

 ちう訳で。東京都美術館でヴェルサイユ展を見てきた。友人との、友情チョコ受け渡しついでである。こういうとき、趣味が似てると便利だな。

 入口でまず引っかかる。いつもはスルーしてしまう、イヤホンガイドだ。
 なんと、ナレーションが「稔 幸」。……えええっ?! オスカル様のご案内っすか?! うひょうっ。
 一も二もなく借りちゃった。ふっふっふっふっ。オスカル様による美術品解説。たのしー。

 内容は、ルイ14世に始まってルイ16世までの美術品やあれやこれやであった。何か、今回展示の装飾も凝りまくってた。壁紙とかカーテンとか床とか。まあ、展示物が豪華絢爛だから、周りもそれなりにしないと、浮いてしまうからなー。
 しかし、フランス王妃ってマリーだらけなのな。男はルイだらけだし。まあ、「ルイ」は王の名前として嫡子に習慣的につけられるのだとしても、何故マリー。ひょっとして、「花子」みたいに凄い一般的な名前だったのかなー。
 そして、ポンパドゥール夫人だのデュ・バリー夫人だの、おなじみの名前がゾロゾロと。もちろん、マリー=アントワネット関係も沢山。いやいやいやいや。ああ、この辺の小物とかレース編みとか食器とか椅子とか寝台とかを、あの方々がお使いになっていたのだなーと、ベルばらな世界に浸ってみたりして。

 だがしかし、展覧会グッズ売り場に、『ベルサイユのばら』が置いてあったのは、やりすぎってものじゃないでしょーか。

 そして、一通り見終わって美術館を出たのは10時半少し過ぎ。入ったことがなかったので、友人に上野アトレに連れてってもらった。おおお、何だか随分と、おされになっちゃって。……でも、トイレは『駅のトイレ』ざんした。もちょっと何とかしようよ上野駅……。
 で、アトレに来た第一の目的、「昼食を食べる」を果たすために、レカンへ。貴賓室改造したという店内は、いい雰囲気。天井高いし。シャンデリアもアンティークでステキ。
 そんでもって、ランチコースをいただいたわけだが。おいしーい(はあと)。ちなみに、現在のフランス料理の基礎を築いたのはルイ15世だそーである。かなりのグルメ君だった模様。
 ランチメニューは以下の通り。
 ・天使のエビのソテーと筍のバリグール仕立て
   エビが激ウマ。背開きでソテーして、ちょっと身が反り返った状態なのが「天使」って事かな。しかし、シッポの付け根のギリギリの所まで殻剥いてあるエビを始めて食べたよ。すごいなー。付け合わせの野菜は、筍以外何だかわからなかったが美味しかった。……「バリグール」って何なんだろう。
 ・ホワイトアスパラのクリームスープ
   アスパラ本体は影も形もないのだが、口にした瞬間に、濃厚な香りと味が。てことは、影も形もなくなるくらいにアスパラを煮込んで濾したってコトだね? スバラシイ。アスパラ苦手のわしが完食しちゃったくらい美味しかったしな。散らしてあったパセリが、固まっちゃってたのがマイナスポイント?(<贅沢者)
 ・ポークバラ肉の煮込み、焦がしバターとケッパーのソース
   塩漬けポークの煮込みだそーだ。塩漬けになってた所為か、バラ肉なのにあまり油っぽくなくて美味しかった。付け合わせは葉物の野菜(また何だかわからなかった)と、ポークと一緒に煮込んだらしいグリーンピース。……これ、一般的には、『ポークビーンズ』って言わないかい?(^_^; ま、いっか。
 ・チョコレートのマルキーズとオレンジアイスクリーム、コーヒー
   5種類くらいある中から選んだ。ポークがバラ肉で油多かったんで、あっさり目の物が食べたくてオレンジアイスをチョイス。しかし、マルキーズもオレンジアイスも、美味しいんだけど濃〜い。『チョコレートもオレンジも、「これでもかっ」て言うくらい使いました』な味。飲み物をコーヒーにしといて良かった。紅茶だったら、この味の濃さに負けてたよきっと。

 お腹いっぱいになって大満足したところで、恒例の(笑)カラオケ。もちろん、「薔薇は美しく散る」を二人して熱唱しちゃったことは言うまでもなし。
 『じゅてーむ、おすかーる』
 ……なんちて。


今日の天気:晴
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2002年02月15日(金) いつの間にか終わってたじゃん、バレンタイン。


新瀬