2004年06月23日(水)   いつかさらばさ

昨日の日記に追伸。

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「いつかさらばさ」 森山直太朗

もしも君が心なき言葉に傷ついたとしても
僕にできることといえばそれを茶化してやれる程度
特に気の利いたセリフの持ち合わせなんてないけど
時間の許す限り君の横でおちゃらけていたいよ

そうさこれが僕のすべてさ どうせいつかはさらばさ

僕が君について何か知っていることといったら
君が紅茶に砂糖を三つ入れるってことだけさ
こんな言い方じゃ誤解を招くかもしれないけれど
他人が二人でいるにはそれぐらいが丁度いいんだ

そうさ合言葉はいつでも どうせいつかはさらばさ

耳を劈く程に鳴り響く沈黙を塗り潰すように
君は聞く「ねぇ、私は一体あなたの何なの」
そんな時僕は笑って言うのさ「どうせいつかはさらばさ」

そうだ君に一つだけ聞いておきたい話があるよ
君は僕を世界で一番大切と言うけれど
世界がどれほどの広さかなんて皆目見当がつかないぜ
つまり君の瞳の奥に映っているのは本当に僕なのかい

あらゆるすべてのことを二人で分かち合おうとした時に
僕ら初めて本当の孤独を味わうことになるのやも
そして独り彷徨い歩き続ける寒空の下
改めてお互いの大切さに気づける日がくるぜ 確信はないけど

そうさそれが今の答えさ どうせいつかはさらばさ

どこにでも転がっているよな形のない幸せの中で
たまに思う僕はこの先どこへ行くのだろう
それはそうと今夜は月がキレイ ねぇ、どうせいつかはさらばさ

愛しさも切なさも君を想うが故生まれるもので
だから目を背けることなく受け入れなきゃならないことなんだろう
そうさこれが僕のすべてさ どうせいつかはさらばさ

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何度も繰り返される「どうせいつかはさらばさ」の言葉は、
冷たいように感じられるかもしれないけど、

言葉ではそう言っていても
紅茶に砂糖を三つ入れる、そんなことをちゃんと覚えてるってすごいこと。

こわさとか不安とか他のことで紛らわしたいとか
でも目を背けることなく受け入れなきゃいけないことなんだろうって
頭ではわかってる、わかってるけど…みたいな

これは直太朗の世界観の中での
最大級の素直な気持ちがこもったラブソングだと思う。

JAPANのインタビューを読んだ後に聴くと、ものすごーーーーく心にしみる。



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