今回もタイトルは、エポニーヌの台詞。
名曲「One Day More」からのフレーズですね。

"One more day all on my own.
One more day with him not caring.
What a life I might have known...but he never saw me there!"

で、和訳は下記のとおり。

「今日もひとりよ　振り向きもしない　惨めなあたし　目もくれないわ」

･･･あぁ切ない。

初見だった笹本エポ。
実はなんとなく彼女のことが苦手でした。　全然知らないんだけど、ほんとになんとなく。
でも、彼女のエポニーヌ、よかった！！
歌が上手いのはもちろんなんだけど、
いつも何かに怒っているような、感情を吐き出すような歌い方がいい。
新妻エポもそうなんだけど、彼女より少し声が低いのかな。　

同じく初見の、シルビアファンテ。
体格はたしかにややがっちりしてるけど（･･･）、幸薄さは表情が伝わってきたし、
母性を感じさせる表情や声がとてもよかった。
声が太すぎる＆低すぎるという意見もあるようだけど、個人的には全然OK。
何度も聴いたブロードウェーオリジナルキャストのファンティーヌ（Randy Graff）もそうだったし。

泉見マリウス＆河野コゼットのカップルも初見。
公式HPの動画を見てわかってはいたけど、泉見マリウス･･･キラキラしすぎ！！（笑）
王子様のようなマリウスでした（笑）
河野コゼットは、剱持コゼットに比べると幼い感じかな。
とってもかわいい、少女らしいコゼットでした。
藤岡マリウスとの組み合わせが合いそうだから、見てみたかったな〜。

そして、久々の東山アンジョ。　やっぱりいいわ〜（しみじみ）
この間見た岸アンジョは長身で、リーダーっぽい感じはすごくあった。
･･･けど、東山アンジョと比べてしまうと、物足りなかったんだよね。
「演技が一番」とか「歌が一番」とか、そういうんじゃないけど、
オーバーオールで見ると、東山さんが一番役にフィットしていると思う。
個人的には声も一番好きなんだけど、何より雰囲気と立ち振る舞いなのかな。

毅然としていて、凛々しくて。
冷たい美しさと儚さと孤独を持ち合わせたリーダー。
リーダーなんだけど、決して完璧ではなくて、
若さゆえの脆さと危うさを感じさせるのが東山アンジョ。
革命に飛び込んだものの、「死も恐れぬか？」「無駄じゃないのか？」という、
グランテールの言葉に一番打たれるのは、
もしかするとアンジョルラスだったのかもしれない、と思う。

そして最後に･･･小鈴コンブ＆工場長がやっぱりいい！
あの存在感！　どちらの役も（宿屋での旅人役も）すごく印象に残るもん。
正直言うとあまりイメージではないんだけど、一度小鈴アンジョも見たかった･･･

んーーーーーーーー、あと1回、なんとか時間作ってチケットゲットして見に行きたい！！！
（これの繰り返しでここまできたのさ･･･）

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"レ・ミゼラブル"
2005.5.15（金） 帝国劇場　12:00〜

原作：　ヴィクトル・ユゴー
作詞：　ハーバート・クレッツマー
作曲：　クロード・ミッシェル・シェーンベルグ
キャスト：
　　　ジャン・バルジャン　 山口祐一郎
　　　ジャベール　　　　　　今拓哉
　　　エポニーヌ　　　　　　笹本玲奈
　　　ファンテーヌ　　　　　シルビア・グラブ
　　　コゼット　　　　　　　　河野由佳
　　　マリウス　　　　　　　 泉見洋平
　　　テナルディエ　　　　　佐藤正宏
　　　テナルディエの妻　　瀬戸内美八
　　　アンジョルラス　　　 東山義久