ゆうじの日記

2005年03月05日(土) ファミコンとビデオ

午前3時30分。

変な時間に目が覚めた。僕の部屋は209号室で2階。1階には自販機とお風呂と食堂があるんだけど、誰かが自販機で飲み物を買う音で目が覚めた。がたんと受け取り口に落ちる音、タブを起こす音、しばらくして階段を昇る音。静かな時間ならここまで聞こえるかとビックリしたと同時になんだか幸せな気分。
音から何かを想像するのは想像力であり、人間の感受性。今日は幸せを感じたわけだけど、この間はゴミ捨て場に捨ててあるゴミ袋を蹴りまわしている人がいて、歩いていてもその音がいつまでも聞こえてきて暗い気持ちになった。乾いた喉に飲み物を流し込む幸せと、蹴りまわす人のイラついた感情。
岩井俊二の『リリイシュシュのすべて』では同級生がレイプされる音に精一杯、耳をふさぐ主人公の姿があったかな? 想像力、想像力。想像力があるから苦しむし、幸せ。芸術が今まで生きているのも受け取る側に想像力があるから。すごい能力だ。逆に想像力がない人間、あ、こりゃダメだよきみぃ。←小津映画風。

午後8時24分。

借りていたDVDを返すついでに『乱』『カウボーイビバップ 天国の扉』『東京物語』を借りてきました。『乱』は黒澤さんの中でかなり評判が高く、カジポンさんも邦画ベスト1にあげていたので早く観なければ!と思っていた作品。
『カウボーイビバップ 天国の扉』は宇宙ルパン的アニメ。実写じゃ無理な動きがなんだか観たくなったので。ただ、ビバップは映画よりもTV版のほうがおもしろいと思う。
『東京物語』も日本映画では一番ってくらいに評判がいい作品ですね。小津安二郎の映画のあの静謐さ。そして再び、笠智衆(リュウチシュウ)さんの姿が観たくなりました。

「あんたはまたファミコンやって!」
「違うよ、これはスーファミだよ」
「屁理屈言わないの!」

って会話は、一部の人にはすごく共感してもらえると思いますが、今日思ったのは僕も「ゲームならなんでもファミコン」という人間になりつつあるなぁってこと。DVDを借りにいくのに「これからビデオを借りてくる」という自分のメールでますますそう思いました。

僕「なに?なんかおもしろいビデオ借りてきた?」
孫「おじいちゃん、これはビデオじゃなくてDVD!」
僕「うぅ…、一緒じゃないかよぅ」

ってなことにやがてはなるのかもしれん…。


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ゆうじ