ゆうじの日記

2005年02月13日(日) ライムライト

『ライムライト』感想。
自殺を図った踊り子テリーを救った老道化師カルベロ。彼の献身的な介護により、テリーは再び舞台に立てるようになる。だんだんと有名になっていくテリー。以前は喜劇王とよばれていたが今は生活も楽ではないカルベロ。テリーはある日「愛している」とカルベロに伝える。

チャップリン映画の代表作だけど、コメディーとしては観るべきじゃないと思う。だからといってつまんないってわけではもちろんなくて、好きな映画がまた一つ加わった。人生に悲観的になってるテリーを励ますカルベロの言葉に励まされる。

「人生は恐れるに足りない。必要なのは勇気と想像力、それにお金がちょっぴり」

「避けられないのは死だけじゃない。人生だ、命だ」

「宇宙の何よりも貴い、生きるという奇跡を消してはいけない。星に何ができる。ただ空をめぐっているだけだ」

はい、メモっておくように。いつかあなたの力になる言葉たちです。

チャップリンの映画を観るといつも、人生の大事なものを教えてもらえる気がする。改めて、人間って素敵だなぁって思う。『ライムライト』も、じんわりと心に染み込んでくるいい映画だった。チャップリン大好きだ。

大好きといっておきながら最初、カルベロがチャップリンだってわからんかった。いつものあの格好でこの映画にも出演していると思ったので。なかなか出てこないなぁって思ったけど、カルベロが過去の舞台を思い出すシーンでやっと、この人がチャップリンかーって。チャップリンって髭や帽子を取ると、めちゃくちゃハンサム。

最近考えたのは、自分って存在がここにおるのはやっぱ奇跡なんだろうなってこと。生まれたことそれ自体がまずすごいんだけど、そのうえに積み重なった(そしてこれからも積み重なっていく)好みとか考え方、ものの見方などはそれぞれで考えると珍しくもなんともないんだろうけど、それらが組み合わさって出来た自分という人間が存在するのはまさに奇跡だと思う。簡単にいえば、やっぱり世界で自分は自分だけ。
『ライムライト』で言ってた「宇宙の何よりも貴い、生きるという奇跡」ってこのことだとも思う。

カップのココアを作って、チャップリン映画を観ながら幸せだと感じる瞬間があるその奇跡。
「仕事終わったらダース買いにいこう」って友達のメールでなんだかほのぼのとしたものを感じるその奇跡。
夜の散歩で、空気の中に春を感じるその奇跡。


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ゆうじ