ゆうじの日記

2004年07月13日(火) ホットドッグが食べたくなる

藤原伊織『テロリストのパラソル』読了。

主人公はアル中のバーテンダー。ある日、新宿の公園で爆破事件が起き、多数の死者が出る。犠牲者の中には主人公が唯一共同生活をした女性、ただひとりの友人がいた・・・。江戸川乱歩賞と直木賞をダブル受賞。

去年から機会があったら読みたいなぁと思っていた作品。帯に選考委員のコメントで「会話のうまさに舌を巻いた」というのがあったけれど、それに同感。なぜかおもしろい。不思議。特にやくざの浅井との、男同士の会話はめっちゃカッコイイ。地の文もうまいとは思ったけど、やっぱり会話。もっと読んでいたいって思う。
ただ全体としては、ダブル受賞(前代未聞だったらしい)ってほどか?
登場人物たちの繋がり方があまりにも都合がよすぎる気もするし、最後はちょっと急ぎ足すぎ。でもまぁ読者なんてものはどんな作品にでもケチをつけたがるものだから。
文句も書いたけど、充分におもしろい作品だと思います。ホットドッグが食べたくなる。


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ゆうじ