スティーブンキングの「骸骨乗組員」を読んで一日を過ごしました。短編6つに中編1つの作品集。
自分の好みも入るのですが、キングの短・中編はやっぱおもしろいですよー。 なんでこんだけの量でこんなに読書した気持ちになれるんだろうっていつも思う。短・中編で一番好きなのはやっぱり「スタンドバイミー」で、これははもちろんのこと、一緒に収録されている「マンハッタンの奇譚クラブ」もすごくいい。ってわけで新潮文庫からでてる「スタンドバイミー」はめっちゃオススメです。
「骸骨乗組員」のなかでは「握手しない男」と「霧」がおもしろかった。 「握手しない男」は上に挙げた「マンハッタンの奇譚クラブ」の雰囲気があって好き。カフェとか喫茶店とかバーのような、人が集まる場所で繰り広げられるドラマが好きなんです。 「霧」は収録作品のなかで一番長い作品だった。
雷雨の後に不思議な霧が街を覆い尽くしちゃって、しかも霧の中には、なにかがいるんですよ。で、主人公たちは買い物に来てたスーパーマーケットに閉じこめられちゃったーというお話。
「スーパーマーケットに閉じこめられる」これも好きな設定です。普段は何気なく利用している空間が、なにかをキッカケにして一気にその性質を変えるのって本当におもしろいと思う。ただ、霧の中にいたなにかが○○○○○?だったのにはちょっとガッカリかも。もっと目に見えない恐怖をひきずってほしかった。
キングの「クージョ」も設定にすごく惹かれました。
コウモリから狂犬病をうつされたセントバーナードのクージョ。クージョのいる家に車の修理を頼みに来た母子だが飼い主はすでにクージョにかみ殺されてしまっていて、2人は炎天下の下、故障した車に閉じこめられる。
いいねぇ。「クージョ」は読んでみてすごく印象に残った作品じゃないけど、キングの特徴はこういう設定のうまさなのかなぁ?と感じた。どんな短編でも妙に記憶に残るのは設定がうまいからなんじゃない?
ちなみに「巨大ショッピングセンターに閉じこめられた人々がゾンビと戦う」というストーリーの映画「ゾンビ(僕が観たのはディレクターズカット版)」も楽しみにしてたのですが映画自体にはあんまり魅力を感じませんでした。 やっぱり印象に残ってる場面は結構あったりするんだけど。エレベーターの場面とか、人がゾンビになったのをジワジワと見せる場面とか。
キングの作品では他に「呪われた町」が読みたい(これは吸血鬼もの)と思ってます。久しぶりにそっち(ホラー?)のほうにスイッチが入ったかも。
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