「神戸在住の薦め」といっても別に「神戸はいい街だよ〜!ぜひ住むべし!」と言っているわけではない。かと言って「神戸なんか住むべきじゃない」と言っているわけでもないのであしからず。
第一、僕は神戸に行ったこともないのだから神戸について話そうにも何も言えないのである。いつかは行ってみたいと思っているのだが。
今回の日記で薦める「神戸在住」とは漫画雑誌「アフタヌーン」で連載されている木村紺という人の漫画のことだ。
「寄生獣」や「EDEN」という漫画が連載されていた(いる)ことから「アフタヌーン」には前々から興味があった。なので先々月、まだお金に余裕がある頃に買ってみたのである。
その時に出会った漫画の1つが「神戸在住」だ。
神戸に住んでいる女子大生「辰木桂」の日常を描いている、ようするにそれだけの素朴な漫画なのだけれどとても読ませる。手垢のついた言葉を使えば「癒される」漫画である。
各話のタイトルも「みんなでお鍋をかこんだこと。」とか「王子動物園にいったときのこと。」「喋り言葉のことを色々と。」などそんな感じだ。
そういう、のへほ〜んとした日常の中に時々、阪神大震災のことなども描かれていてその描き方もとても素晴らしい(らしい)
僕が今日買ったのは5巻なんだけれどこの巻にも震災を経験した人のお話がのっていた。
「誰か助けて」
主人公の友人はつぶれた家の下から確かにその声を聞いたらしい。
僕は、地震があったちょうどそのときは鳥取在住で微かな揺れに目を覚ました程度だったし、8年たったつい最近まで震災のこともほとんど数字の上でしか認識していなかった。ようするにあまりにもアンテナが低かったのである。
そのように数字による認識だけをしていた僕にとって↑のような震災の描き方はとても新鮮(と書くのはなんだかためらわれるのだが)だったのだ。今まで一足離れていたものが一気に自分の胸元へと飛び込んできた感じ。だからあんなに涙がでたのだろう。
「優しい」漫画です。
どの話しから読んでも大丈夫(実際、僕も1〜4巻すっとばして5巻を買ったし)だと思います。何度も繰り返し読めば更に味がでてくると思います。
とにかくオススメ。読んでみれ。
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