ぼんのう
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| 2003年01月21日(火) |
くれいまーくれいまー |
夕方頃、サポート対応していた社員達が二進も三進も行かない状況にいた。「悪代官」の件で、新撰組のステージがどうしても解けないという内容であった。攻略等ゲームの内容に関しての回答は原則的に行っていない。「悪代官」に関しては、攻略本も用意してある。しかし今回の電話は最初からケンカ調、ヘタすればヤーさん的な電話らしい。曰く、
「そんなんムダなことしたって意味ない!」 「解けないんや!どないしてくれる!おまえらの責任や!」
窓口もいきなりのケンカ腰にびびり、普段温厚なきくやんでさえもキレかかり、S部長も途方に暮れ、運悪く我輩に電話が回ってきたという感じだ。
我輩「お電話かわりました」 客様「あんな!こないなゲームをワシにやらせるとはどないな了見や!」 (は?いきなりケンカ腰も笑えますが、貴方に『やってください』とお願いしたことはないのだが?声の感じからすると、4〜50歳代くらいの男性で、大阪弁か河内弁が強い。一番謎なのは、そのような年齢の方が、どうして夕方電話できるのであろうか?好意的に考えて年休をとっているのだろうけど・・・) 我輩「あの失礼ですけど、どのような問題がございますでしょうか?」 客様「連鎖できんのや!」 我輩「連鎖?・・・ですか?」 客様「罠とか置いて(あと省略。というか、シッチャカメッチャカで、どう書いていいかわからん)!解けんもん、ワシに買わせやがって!」 我輩「爆発系の罠につきましては、火とかの仕掛け罠等があれば、連鎖などできますが?」 客様「そんなの関係ない!連鎖できんのや!」 我輩「はあ?」 客様「あとな!罠を仕掛けんのに、時間が足らんのや!どないしてくれる!」 (罠設置時間が足らないというのは仕様だとしても、『どないしてくれる』と言われても、次回から仕様において気をつけます・・・と答えるしかないなあ) 我輩「畏まりました。連鎖ができないとおっしゃる点につきまして、弊社で確認申し上げます。大変お手数ではございますが、お買い上げいただきましたソフトを弊社宛まで着払いで送っていただけますでしょうか?弊社で確認し、連鎖できない事が確認いたしましたならば、正常品を送付いたします」 (不良品とかの対応に関して、「ザ・マエストロムジーク」の指揮棒コントローラで結構学んだ。万が一不良品ということもありうる。確認し、正常新品と交換するのが当然だろう。ところが・・・) 客様「そないな事より連鎖できんのや!」
・・・ ・・・・・・ はあ?
我輩「いえ、連鎖できる内容仕様になっておりますので、もしや不良品ではと考えられますので、大変お手数で申し訳ございませんが、弊社まで着払いで送付を・・・」 客様「関係ない!連鎖できんのや!」
・・・ ・・・・・・ ・・・これって、もしや、 ダスティン・ホフマン? いや、違った・・・。
客様「よーもまーこないなモノをワシに売りつけやがって!オトシマエ、どないつけるんや!電話代もったいないや!どないしてくれる!」
ピンポーン♪正解でーす♪
その後我輩は大声でキレたが、皆に止められて保留。 落ち着いた対応ができるYに受話器を渡したが、既に切れていた。
しかし何だったんだろ? 結構いい歳した男の感じだったんだけど、言っている事は要するに、
詫びをしろ
という事なんだろうか? うーん、わからん。 早速プロファイリングしてみよう。
(ごく普通のプロファイリング) 年齢は4〜50歳代。 関西地方に長く住居しているか、もしくは関西地方に住んでいる。 中堅上位企業のサラリーマン。名乗りを一切しなかった事から、営業職以外の職にあるものと思われる。 取り扱い説明書に、攻略等に関しての質問には一切答えません、と明記しているが、こんな常識も知らないとなると、ゲームに関してはビギナー級。 年休をとり、自宅でくつろいでいたが、子供の為に買ったプレイステーション2で「悪代官」をプレイする。持ち前の集中力と努力で結構進むも、新撰組のステージで進めなくなり、会社でのストレスが爆発し、会社に怒り(逆ギレ)の電話を入れる。
(非常に悪意あるプロファイリング) 指が一部欠けている職にあり、普段はトイチ裏金融をやっているが、警察の追及が厳しくなったことから、儲かっていそうなゲーム会社を脅迫する事を思いつくものの、十数年前にかつてママチャリを振りまわしてチンピラ3人を大久保で滅多撃ちした社員が対応に出てきたことで、計画を中止する。
まあ、前者の場合なら、交換以上の対応も考えよう。 後者の場合なら、完全なオカド違い。 ゆすられても、金ないもん、ウチ。(核爆)
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