ぼんのう
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明洞近くにあるスンドゥブチゲの穴場の店で朝食をとり、タクシーに乗ってKAMEX(韓国ゲームショー)まで行く。地下鉄で行くのが良いのかもしれないが、ここは韓国だ・・・安いタクシーに乗って、少しばかりリッチな気分で会場(COEX)に入るのがいいであろう。
30分かかって到着。 神風タクシーに揺られて、スンドゥブチゲを少し戻しそうになった・・・。
ご存知の通り、韓国は世界最先端と言っても過言ではないネットゲームの国。「ラグナロク」「リネージュ」等の人気ネットゲームは社会現象になっており、韓国でゲームと言えばこのジャンルであるとさえ言われている。これは、韓国全土に張り巡らされているブロードバンドインフラが完成されていることと、国民性とが合致して一挙に伸びたことによるものとされているが、他にも日本のゲームやアニメ文化が微妙な形で入ってきたことも影響の一因であるともされている。
我輩としては、数年前に竜山電気街で見かけた、パッチーポケモンとかのゲームの印象の方が強く、去年実物で買ってしまった「トマク」のインパクトに奇妙な親近感を抱いてみたいしたのだが、本場の実情に関しては、実は決定的な情報網がなかったのである。東京ゲームショーでブースがあったりしたが、完全な情報とはなりえなかった。そこで夏休みに取り損ねた休暇日数を利用して、覗きに行こうと思っただけである・・・。
・・・ 驚いた。
技術的に日本と比較して、何等遜色ないレベルまでに至っている。 システムもインターフェイスもしっかりしており、デザイン性も微妙に日本の影響を受けつつも、万人に受け入れやすい内容になっている。
しかし一番すばらしいと感じたのは、開発している全員が『夢』を純粋なまでに抱きつづけているということだった。それはかつて、日本ではあたりまえのように抱かれていたものであったが、いつのまにか失われ、自己の狭い世界のみに安穏としていた日本のゲーム業界に対して、あまりにもまぶしい光景であった。
・・・いずれに、別口のサイトで紹介したい。
マルコポールになった気分だ。 海を一つ隔てただけなのに、世界が広がった。
夕方、少し時間があったので、竜山電気街まで行く。 駅の出口を間違え、遠回りをして街に入る。 途中でプンオパンを売っている屋台があり、おばあちゃんが店番をしていた。 韓国たいやきとも言えるプンオパンは、着いたら必ず食べなければならないと自分自身を戒めているので、迷いなく指を5本出して注文する。 ・・・ あの・・・すみません・・・ おばあちゃん? そのでかい袋は何? おばあちゃん、鉄板にあったプンオパン(50個くらいかな?)を全部袋に入れようとしている。 ちがうちがうちがう! 50個じゃないの!5個なの! もう一回、指を5本出しても、おばあちゃんは意地になって50個プンオパンを入れかねない状況になっていた。 これはまずい! 50個プンオパンを抱えた日には、羽を生やしたリュックを背負った女の子を探さなければならなくなる! うぐぅ! それはおいしすぎる! いや!大変なことになる!
は! もしや、指1本なら、10個で止めてくれるかもしれない! ビ!(←指を一本立てる音) それでも10個。 いや、プンオパンは確かにたいやきよりも小さいんだけど、10個もあると、結構嵩張るんだわなああ・・・。 大きい袋に10個のプンオパンを抱えた怪しい33イルボンのチョンガーが一人・・・。 思い出を探しに来たんじゃなあい!
いやあ・・・ ゲームの神様、降りっ放し・・・。
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