ぼんのう
DiaryINDEX|past|will
| 2002年09月18日(水) |
業界って、本当に狭い… |
H社様ご来訪。 色々お話をしていたところ、H社様の方で発売予定の某ゲームのことがチラっと…って、これ以前弊社にも持ち込みのあった企画ですけど…。 いやあ…業界って、本当に狭い。
明後日東京ゲームショーなんだけど、なんかあまり盛り上がっていない模様。弊社もコナミブース・メジャー事業部から「帰らずの森」を出す予定であるが、ふと会場全体の地図を見やる…
かつての勢いナッシング
というか、年に一回にしてもこの規模の縮小加減って、
なに?
パッションをくれ。 再びゲームでワクワクさせてくれる情熱をくれ。
それはそうと、面白い本を買った。
「韓国大統領列伝」(池東旭著・中央公論新書)
最近知らない間に、近代韓国の政治歴史に詳しくなってきた。 隣国だというのに、これほどまでに政治に対しての考え方が偏っているというのも面白いのだが、ここまでイントレランスな政治文化がまかり通っているというのも、なんだか呆れる前に同情してしまう…。 歴史的に考えてみたら、絶対王政から36年間のブランクを経て戦争となり、混乱のままクーデターが起こったわけで、議会民主主義の土壌を育てるにしても、じっくり育てることはなく、党利党略の視点だけで李氏時代の陰湿な政争を引き継いでしまったことには、どうしたって不思議に思えてしまう。 国の一大事を前にしても、国難よりも党争に終始してしまい、結局併合されてしまったということを見ると、究極の儒教って国よりも身内だけを大切にしてしまい、結局全体をバラバラに瓦解させてしまうように思えてしまう。
あ、幕末の水戸藩みたいだ。 我輩は水戸藩藩士の末裔だが、この藩も学閥から派閥への拡大し、派閥間の血で血を争う党争にかまけている内に、維新の時期には誰もいなくなってしまったという事実がある。
60年代安保闘争後に見られるセクト間のゲバルトも、空理空論が空中に散逸してしまい、浅間山荘事件も引き起こしたとも考えられる。
ふう… 地に足がついた学問でなければ、意味はないということかもしれないな。 おお?大学時代を思い出してしまった。 プラグマティズムの優位性に関してスモールディスカッションで我輩の信条を述べたところ、全員から顰蹙を喰らったなあ…。 なんか湾岸戦争の時にも多国籍軍支持を言っては叩かれ、死刑制存続(“他者の権利を認めない者は、自ら同じ権利をも同時に放棄しなければならない”という考えを公言)に賛成を表明しては叩かれ、何かを言っては叩かれていたけど、学問教育に熱心な大学って、なんか似ているな…。
ふう…やれやれ。
テンキーさんといろいろ。 知っている名前がどんどんあがってくる。 面白いものであるよ。
|