来ないなりにも、来るお客さんもいて、そういう人を1人1人観察する一日。お年寄りの人ほど、暗い表情を浮かべるでもなく、平常心(に、見える)な面持ちで材料を買いに来て、特に興奮気味になることもなく、だいぶ揺れたけど大丈夫だったか?と互いを気づかう会話をして、落ち着きはらった態度で帰って行く。手を動かしていたほうが気が紛れる、と話してくれた人もいたけど、私は4時に仕事を終えて帰っても、とてもまだ何か作る心境になどなれない。というか、何も出来ないし、本当に何も考えられない。立ち尽くしたまま、テレビを見てたら平気で1時間くらい経っている。顔を洗ったり、髪を洗ったり、目を閉じた瞬間に地面が揺れてるように感じてハッとする。で、しばらくジッとしていると揺れてないじゃないかと思って、もとに戻る。
スカパーでCNNの地震取材見てたら、避難所にいる人々がすごく長い列を作って生活用水にと学校のプールの水をバケツリレーしているところを取材し、日本人の1人1人が小さなことを担って大きなことを成し遂げる精神について、大袈裟じゃないかと思うくらい感銘を受けていた。こういう感覚がない国のことをよく分からないけども、正直バケツリレーも出来ない国に生まれないで良かったよと思ったり。なんでもない時に見たらきっと笑ってただろうに私は真顔で見ていた。
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