| 2009年06月29日(月) |
devil's playground |
びしばちゃんと東京MXで放送されている「松嶋×町山 未公開映画を観るtv」についての話をしていたんですが、今週来週の「未公開映画を観るtv」はアーミッシュの若者たちを追ったドキュメンタリー映画「devil's playground」という作品。自給自足で文明の利器を無視して暮らしている「刑事ジョン・ブック」に出てくるアーミッシュのイメージとは天と地ほどの差でクラッときます。というのも、アーミッシュに生まれた子供は16歳になったときに自分が今後もアーミッシュとして生きていく覚悟を決めて洗礼を受けるか、普通の人としてアーミッシュの村を出るかを選択する期間というのが与えられるという(人によって様々。2〜3年くらいか)。ただし、アーミッシュをやめて村を出ると決めたらもう二度と戻ることは出来ず、親にも一生会えないし、出るときは身ひとつ。ちなみに教養が信仰の邪魔になるのでアーミッシュの子供は8年しか学校に行かせてもらえない(進学する自由はなく、学校を出たら有無を言わさず労働)。テレビもラジオも音楽を聴くのも映画観るのも禁止、挙げ句、宗教関連以外の本を読むのも禁じられているので、世の中のことをほとんど知らず、村から出ても何かと色々大変過ぎる。ってどんな究極の選択だ。

その、何をしても黙認されている期間の若者たちを追ったドキュメント。16歳である日突然何もかも自由になると人間こうなるかっていう、お酒飲んでべろんべろん、覚せい剤を始め、自分の分を買うために売人にまでなってる子もいた。アメリカ国内ではもちろん違法なことも、アーミッシュの中では黙認されているので親も何も言わないらしい。遊び倒しているうちに人格まで変わってきてる感じの子も。それまでの厳かな生活の反動もあってか、沸点ふりきれたはっちゃけぶりだ。なのに好き放題やっときながらもみんな、「これじゃ天国に行けないかな」としきりと死後を気にしていて、生まれついてから植え付けられた信仰の重みを感じさせる。後半も楽しみ。松嶋の的確な反応と町山さんの参考になる知識で、番組全体がとてもバランスがとれている。このアーミッシュの人たち、アメリカ各地に25万人もいるというのを初めて知った。もっと全然少ないかと思っていたよ。 http://www.sonymusic.co.jp/etv/matsumachi/
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