
前にワヤマさんから話を聞いて、観ようと思ってた映画「ひかりのまち」をレンタルで観る。最後になってやっと作品のタイトルが出る。そのあとエンドロールが出てきて初めて、この映画の監督がマイケル・ウィンターボトムだったことを知りました。この人の作品をそんなに色々観たことがないんですけども、「go now」は観ていて、あとティム・ロビンスが出てるので「code46」っていう作品は観ました。あれはティム・ロビンスがどうというよりもサマンサ・モートンとcoldplayの音楽で出来てるような映画でしたけども、あの作品はこの「ひかりのまち」のいいところを近未来の映画にしたことで薄まっちゃった作品だったのかもと思う感じに「ひかりのまち」はとてもいい作品だった。とはいえこの作品もロンドンの街とマイケル・ナイマンの音楽で出来ているような映画でしたけども、それがとても良かった。
劇的な何かが起こるわけではなく、普通の人たちの日常がつながれていくストーリーの中で、街の風景のシーンは自分もその場でその風景を見ているみたいな、というか世界のどの都市でもたぶんこんな風景の中に色んな人たちが色んな思いで生活しているんだけど、そういう日常が街のひかりと音楽でとても切なく、出てくる人たちの表情もなんとも切ない。特に綺麗だったのは小学生の男の子が1人で花火を見に行くところ。男の子は心細い思いで1人で歩くんだけど、ほかの登場人物が1人でいるシーンもそれぞれみんな同じように大人になっても心細いままでいる感じがまた何とも言えない感じだった。1人で街の中を歩いてて、べつにさみしいとか悲しいとかそういう簡単な言葉にはならないような心の動きに、ピアノの音が静かに重なっていく。マイケル・ナイマン、おそるべし。
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