tdd diary

2008年06月29日(日) comfort

昨日のライヴの帰り、渋谷の駅前でfree hugをしている若いコたちが。私がこの1年くらいで心からハグしようと思った瞬間は、飼っていた犬が亡くなったことを泣きながら話してくれた人に対してだ。アメリカ人とかなら間違いなくハグするところだろうと思ったんだけど、私はその人の肩に手を置くにとどまり、そうしているうちに自分も泣けてきてしまったのでハグにはいたりませんでした。そんな絶対にハグすべき局面でもハグする習慣のない自分に、free hugを掲げている人と同調できるはずがなく、一体全体どういう了見でその運動をしているのか聞いてみたいくらいでした。韓国で見かけたfree hugの男の子はむしろ好ましいような印象を与えたのに対して渋谷の駅前でやっている人たちは何が違ったのか。それで思うのはただでさえハグの習慣のない国では弱冠意味不明なのが、若者が友達同士で一緒にやってるとノリではしゃいでるようにしか見えないためにお寒く感じられるのであります。free hugやろうと思う人は1人でやるのをおすすめしたい。



やっぱり何らかの気持ちがあってのハグであってほしいものです。できることなら何らかの意味も。今一つピンと来ない運動として流行らせなくても、ハグまたはハグにかわるような気持ちの表明のできる人になりましょう。


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hatori [mail]