ドラマ「宮」がどんどん面白い展開に。自分勝手で冷たい王子といつもそばにいてくれる優しい王子。もうこのシチュエーションは古今東西、婦女子の胸をときめかし、心を踊らせてきた永遠に不滅の夢が詰まったテーマといっていい。いつもそばで見守ってくれて落ち込めば優しく励ましてくれる方よりも、何かと辛くあたってくる方に結局は惹かれざるを得ないヒロイン、といった鉄の法則とでも言わんばかりに使い古された手法が未だに有効なわけです。あだち充も多用することから、少女漫画に限った話でもないと思われます。
必要な条件としてヒロインが不器用な頑張り屋さんてのがあります。まずお約束として、俺様キャラの方とは最初反発し合って気が合わないです。ムチばっかりの散々な扱いを受けながらも、なぜか優しい方になびくことはなく、時々絶妙なタイミングで繰り出されるアメの効果で、ヒロインは迷うことなく俺様のほうを好きになります。半端なところで決めかねたり、ましてや二股とかは有り得ません。ヒロインは不器用な頑張り屋さんだからです。優しい方からどんなに言い寄られようとも、決して気があるような素振りは見せません。でも邪険にはしないため気はもたせます。不器用な頑張り屋さんだからです。

そんな風にしてすったもんだの末に、アメとムチだったはずの俺様の方が何かのきっかけでアメの連続投与という異例の事態が起こります。きっかけはヒロインが病気になるとか何らかのトラブルに巻き込まれ、俺様の前から一時姿を消すような出来事が起こる場合が多いです。少しづつ変わっていたものの、それを機に改心した俺様の方とハッピーエンド、というパターンが常です。
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