tdd diary

2007年01月21日(日) slide

お昼前に待ち合わせて下北沢へ。チクテカフェでお昼ご飯を食べてわりとゆっくりして、2時から本多劇場で舞台「哀しい予感」。本多劇場に入ろうとしたところで他のお客さんに混ざって塚本晋也監督が会場に入っていくところを見かける。東京は今日が千秋楽。

客席の中の通路を利用した演出や舞台の感じとか、なんだか可愛い感じで塚本監督の演出する舞台だからと構えていたところがあったのは、始まって5分くらいで消えてたんだけど、やたらと何度も同じ曲がうるさいくらい流れたりフェードアウト、すると思わせてしなかったり、音楽の使い方がビックリするくらい不器用な感じで、もっと印象に残ってもいいような場面が音楽のおかげでギクシャクしていた。ただの音楽なら聞き流せたかもしれないところを、bjorkとかjoanna newsomとか、雰囲気は伝わるんだけどさらっとしてる感じでもない人たちで、しかも何度も流すから結局どれも印象に残らない。もっと音量小さく後ろの方で聴こえてて欲しかった。相手役の加瀬亮がまたけっこうギクシャクしていた。本の中の哲生っていう男の子とイメージは違ってないはずなんだけど、舞台っていう状況にのまれてる感じがあって残念。最後の方で、2人の関係から目をそらそうとする弥生に、逃げないでほしいって話すところ、自分達は大丈夫だからあせらずにやっていこうと言うところなんて、スタタターっと喋っちゃって、お前ここすごく大事な気持ちの表明をしてるんだぞ?と心配になるくらい、たったかセリフが先走ってた。全体的にもしかして映画で作ってたらすごくいい作品になったかもという思いが拭えないんだけど、弥生という女の子を体現してるような市川実日子が大切に言葉を発していて、とても良かった。贔屓目も含めて本当に可愛らしかったし、作品の世界観も市川実日子がほぼ1人で表わしていた。とにかく実日子は頑張っていた。

舞台を観たことで、自分が「哀しい予感」て作品に対する思い入れがけっこうあったのかなと気づいたような。過去の悲しい出来事や楽しかった記憶やどうしても惹かれてしまう人に対するけっこう切実な気持ちとか、セリフの言葉の後ろ側にある色んな感情がぐるぐるしている、本当はけっこう難しいストーリーなんだと思う。


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hatori [mail]