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頭の中に山本五十六がぐるぐるとめぐっている。 つまり、「やってみせ、やらせてみせ、ほめてやらねば人は育たぬ」である…と書きかけて、思い立ってgoogleで調べてみたら、本当は「やってみせ いってきかせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ」だった。いつかこれもどこかの検索ネタで使おう…。 某大学の演習科目で組んでいる某教員が、スパルタというかガチンコというか、すごく厳しいことを言うのである。学生に対して「こんなんじゃダメだ!どうするかは自分で調べろ!」という主義なのか、そういう言動を見聞きする度に、それってどうなのよ、よっぽど学生に恨みが??と困惑する。とかく自分で考えずにすぐに人に頼り、なるべく手を抜いてなんら恥じるところのない当世学生気質を考えると、その人の気持ちもわからないでもない。が、情報化社会の今、学生は覚えなければいけないことが沢山あるし、手本を見せずに、これじゃダメだと突き放すだけでは学生自身も到達点を描がけず、ただ苦しんで消耗するばかりになってしまう。なにより精神論に近いことを言われて発奮して効果があがるぐらいなら教員なんていらないのではないか。 かくいう私はインストラクター体質なので、「いかにお客さん(学生)に、わかった気になって気分よく帰っていただくか」に重きを置いている。およそその人とは相容れないということだな、とどんよりしていたらふと頭の中に元帥が降臨したというわけである。頭の中に光明がさした。「ならぬ堪忍するが堪忍」とセットで心に留めておこう。 ほめられれば誰だってうれしい。「ほめられる⇒うれしい⇒もっとがんばる⇒もっとうれしい」というのが本当は理想なのだ。が、ほめどころが見つからない学生をいかにほめるかというのも、また苦行である。
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