念のため断わっておくが素直に自分自身を絶対評価すると、中の中だと思っている。 あごのラインや目じりの尖り具合や鼻の高さや上唇の厚さが気に食わないからだ。 でもこの感覚が普通なんじゃないかと思う。 本人は自分自身の嫌なところだけが目につき普通より上とは思えないのじゃないかと。
だからもし私が誰かに外見の自己評価を質問されたら、私は中の中と答える。 これは謙虚とかそういうことでもなく素直な意見としてそうなのだ。
ただ、相対的に考えても中の中なの?と言われると、確かに街で声をかけられたり意外にもてたりする事実を踏まえると、平均よりは上なのかなとは思ってしまう。
しかしながら、繰り返しになるが、私はもしこの質問に尋ねられた場合、 自分自身としては中の中だとこれからも言う。 これが素直な気持ちだからだ。
これまで外見だけの話をしてきたが、中身にスポットを当てる。 外見だけなくもちろん中身にも評価はある。 外見が良くても中身が伴わなければ、評価が下がってしまう。 そうなると外見が悪い方が、評価を上げやすいのかもしれない。
万事はメリットだけでなくデメリットも付帯する。 それがこの世の法則。
松屋の込み合った沈黙のエレベーターの中で私はそんなことを考えていた。 誰もが何の言葉も発せず扉の上の緑色のディジタルの数字だけを凝視していた。 そしてエレベーターは8Fに到着した。
|