「その神戸にあるお店のビビンバね、レタスとかも入ってるし、めっちゃ変わってるのよ。 でも、変わってるだけじゃなくて、とにかくおいしい。マジでやられたわ。」
「やられたという事は、君の負けだという事だね。」
「・・・」
「即ち、言い換えると店が勝って、君は負けたんだね。 なんだかんだ言っても、君は負けた訳で、店が勝者なわけなんだよ。 このことに関し君がとやかく言える権利も無いし、言うべきものでもない。 店の勝ち、君の負け。という事実しか何も語らんのだよ。」
「あのね、ちょっといい。」
「ふむ。何か?」
「けんちゃんと話してても全然面白くない。もうしゃべらんとって」
・・・・・
明後日の僕はこんな会話をしているのかもしれない。
|