いつもの日記

2001年11月24日(土) 日記の量

僕は読書家では無い。だから本を読むのは嫌いだし、長い文なら読む気がしない。
昔から僕はそういう性質で、小さい頃はゲームさえあれば満足であった。

「そんなふうに本や長い文が嫌いなあなたが、何故日記を書いているの?」
と君が疑問に思うならば、答えるけどいかがかな。というわけで、君たちの疑問に答えよう。

僕は、文章を読むのは3度の飯より嫌いだが、書くのは3度の飯より好きらしい。
ある時から僕は自分という存在を表現するための手段として、
文章を書くということで快感を覚えるようになる。

それが最初に劇的に訪れたのは、たぶん中学校の頃だろう。
僕の通っていた中学には、「お話会」という学校の行事が、年1回開催されていた。

そこでは、クラスから1人選ばれたクラスの代表は、体育館のステージ上で、
ただ一人立って全校生徒に向かって、自分の文章を読むのである。

この光栄な立場にあろう事か僕は、1年と3年の時にクラスの代表として選ばれる。
年1回のお話会が3年で3回あったから、3回中2回僕は選ばれていることになる。
3の2だから、打率に直すと.667。

これは凄い。かなり凄い。おいおい凄い。
これは、MVPをとったイチローですら、たぶん一生超えられない数字でもある。

小泉首相がこの事実を知ったら「すごい。さすがだね」と誉めるありさまだろう。
イチローがこの事実を知ったら、彼は悔しさのあまり一日の素振りを300回は増やすだろう。

だいぶ話は逸れたが、以上の経緯より僕は文を書く事が、意外に得意で好きらしい。
そして自分の書いた文章を誉められることが一番嬉しいのだ。どんな事より。

そういう訳だから僕は文を書いている。でも、僕は読むのは嫌いである。
ということは、僕は皆に文を読んで欲しいが、僕のように読むのが嫌いな人も居るはずだ。

僕はこの読むのが嫌いな人にも、読んでもらうために文章の量に気を使っている。
読むのが嫌いな人は、文章の量に敏感で、読むべき量が多いとかなりなえる。
量がかなり多いとわかった時点で、読む気がしなくなるのだ。
だから僕は、僕みたいな読者に考慮してなるべく1ページで抑えようとしている。
なるべくというぐらいですけど。


 < 過去  INDEX  未来 >


Kind of Sunday [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加