昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年12月12日(日) 日傘くるくる

 トロトロと10時近くまで寝る。もう布団なんか飽きた、というくらいまで思う存分寝たせいか妙にすっきり。朝ご飯は張りきってミートソースを作る。それから部屋の掃除。四角い部屋を丸く掃く。何となく手抜きだ。

 昼から空模様があやしくなってきたけれど、強行に自転車で十三まで行く。第七藝術劇場で『煉獄エロイカ』を観るのだ。映画館に入ったらちょうどサイン会が始まるところだったので、プログラムブックを買ってサインしてもらい、握手もし、映画の前には吉田喜重と岡田茉莉子の舞台挨拶も観る。私は追っかけか?吉田喜重はオシャレだなあ。黒のスーツがいつもシックだ。いつか生まれ変わったら、一年くらいの間でいいからこんな男と付き合いたいものだ。

 というわけで『煉獄エロイカ』。話の筋はほとんど理解できない。この2時間は一体何だったんでしょう?、という感じ。平面上に3つの時間が同時に流れてて、死んだものは生き返り、生き返ってはまた死に、全体がグネグネとねじられて絡み合っているようで、もはや訳がわからん。映画を観た、というより、映像を浴びた、という感覚。しかしこれは大変な快感であった。話がわからなくても、登場人物のドレが誰かわからなくても、こんなに面白い映画ってあるんだなあ、と思った。
 吉田喜重の映画は映像もさることながら、言葉ひとつひとつの粒がピッピッと立ってて、耳で聞いてもとてもキレイだ。

 満足して映画館を出たらひどい雨。自転車は諦めて電車で帰る。十三なんかに自転車を置いたままで大丈夫かしら、と少々不安に思いながらも、電車に乗ってプログラムを読み始めたらさっぱり忘れた。阪神百貨店で買物をして帰宅。野菜をたくさんいれた粕汁を作って食べ、友人に頼まれてた書評を1本書いて、古ーい「映画芸術」を眺めて寝る。

・購入物:「吉田喜重 変貌の倫理プログラムブック」

・朝、昼兼用食:ミートソーススパゲティ、ガーリックトースト、珈琲
 夕食:粕汁、レンコンとゴボウのキンピラ、大根の浅漬け、ごはん


フクダ |MAIL

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