昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
午前9時半ころに起床。今日は西高の試合を観に甲子園に行こうと漠然と計画していたのだが、第二試合と知って断念する。この時間に起きていては間に合わないし、何より第二試合は暑すぎる。 試合は掃除やアイロンかけや洗濯などをしながら何となくテレビで観た。引き締まったいい試合で、やはり観にいくべきであったと後悔した。終了後、出かける。
バスで天六まで行って、大阪くらしの今昔館で「おもろうて怪態(けったい)なこと」という企画展を観た。田河水泡が集めた戯画、滑稽画を展示したもの。歌川國芳の「人集まって人となる」シリーズはたいへんすごい。褌をしめた裸の人間が寄り集まって人の姿を作っているというやつ。江戸時代にもおかしなことを考える、愛すべき阿呆な人がいたのだなあ。 小規模な展示ながらけっこう多くの人が観に来ていた。65歳以上は無料で入れるとかで、おじいちゃん、おばあちゃん率高し。絵を見ながらメモしたり、資料を丹念に読んだり、ご老人というのは勉強熱心だ。
絵を見たあとは日傘をクルクルまわしながらぶらぶら梅田まで歩く。天五の古本屋さんで文庫を一冊購入。中公文庫の後藤明生は何となく探していたのでちょっと嬉しい。 三番街で腹ごしらえしてから梅田ブルクに「箪笥」を観に行った。ホラー映画など滅多に観ないのだけれど、せっかくチケットまでもらったし、イマイチ話のわけがわからなかったというNさんに、謎解きをする約束をしているので。偶然にも昨日に引き続いて韓国映画を観ることになった。 映画の前にまたブルクのチケット売場のネエちゃんと一悶着。どこの席がよろしいですか、と聞くから、上手の席で、と応えたら、申し訳ありませんお一人様ならココとココとココしか空いてないんです、などと間抜けなことを言うから腹が立った。それならどこの席がいいのか聞くな!人を期待させる思わせぶりな女だ。
「ファイトクラブ」とか「シックスセンス」系列のオチで、もうこういうのは使い古されたというか、ああまたこれか、と途中で気づいてしまった時点で興味半減。謎解き、と言ったところで、実にわかりやすいストレートな映画で、特に後半は説明しすぎて「それ以外の解釈」を観客に許さないような不自由な作りになってしまっている。だからストーリー的には何にも面白くない。ホラーの手法についてはよくわからないけれど、大きい音で驚かす、というのはちょっと卑怯な手口なんじゃないかと思う。 「子猫をお願い」が家や家族というものから離れて外に向かっていく話であったのに対して、「箪笥」は家や家族にどっぷり浸かって囚われている話で、この二日で対照的な映画を観た。私の好みは圧倒的に前者。 まわりはカップルか女の子グループばかりで、一人で観ているのは私くらいなもの。上映中も、キャー、だの、イヤーン、だの、怖いー、だのと黄色い声が飛び交っていた。キャー怖いー、と言うてる本人の顔が一番怖いことに誰も気づいていないことが私には一番怖い。
22時頃帰宅。夜はオリンピックを少々みて、モームの「お菓子と麦酒」をこれまた少々読んで寝る。
・購入物:後藤明生「笑坂」(中公文庫) 古書
・朝食:そうめん、たまごスープ、バナナ、ヨーグルト 昼食:ぬき 夕食:外食、司にて定食(チキンのチーズ巻きかつ、キャベツ、卵豆腐、ゴボウサラダ、味噌汁、ごはん)
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