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2001年11月28日(水)    アドベント

欧米では、クリスマス前の4週間のことをアドベントと呼び、クリスマスを
迎えるための準備をする期間としている、と、先日買った「ESSE」という雑誌に
載っていた。(「ESSE」12月号、p.147より)

ESSEという雑誌は、滅多に買わない。たぶん年に1回買うか買わないか・・・ だ。
今回は、ちょっと気になる記事が2つほど載っていたので、買ってみたわけ。

さて、アドベント。
クリスマスの1ヶ月前にはツリーを飾り始める。日本では、11月に入った途端に
飾り付けを始める店舗が多いので、欧米よりもアドベント期間が1ヶ月近く長い
ことになる。

そして、クリスマスカード。これも、クリスマスイヴを目指して送るのではなく、
12月初旬までに相手に届くよう送り合うのが欧米風らしい。欧米のカードは、
どれも美しく、クリスマスまで部屋のインテリアと化す。去年、ガラシアから
ビックサイズのクリスマスカードが送られてきて驚いた。今年も届くのだろうか。

ところで、アメリカでは、11/22のThanksgiving Day(感謝祭)が終わったので、
そろそろ本格的にクリスマスの準備に入りつつあるらしい。

ちなみに、サンクスギビングデーとは、その年の豊作と自然の恵みを祝う日で、
アメリカでは祝日になっている。当初は、11月の最後の木曜日に祝われていたが、
1941年に11月の第4木曜日に変更されたらしい。

もともとは、1621年の秋にプリマス植民地のウイリアム ブラッドフォード知事が、
近くに住むインディアンを3日間に渡る秋の豊作を祝う休養とご馳走の宴会に
呼んだことから始まった。
19世紀も終わる頃になると、サンクスギビングデーはニューイングランドエリア
で慣例行事となり、エイブラハム・リンカーン大統領により1863年に国の祝祭日と
設定された。そして、インディアンの伝統的なご馳走の七面鳥とパンプキンパイは
国の文化の一部となったというわけ。

さて、話は再び アドベント に戻して。。。
毎年何気なく目にしているクリスマスの飾りつけ。
その色や素材・オーナメントの各々に意味があるのは、既にご存知だろうか?

例えば、クリスマスリースによく使われる、赤や緑の色。
  赤  →  キリストの復活を祝って血をイメージした色
  緑  →  春を待つ気持ちを表す
クリスマスリースは、ヒイラギの葉や赤いリボンを、丸く一定の方向に流れる
ように飾ることで、永遠に続く幸せを意味しているらしい。

そして、クリツマスツリーによく使われるオーナメント。
  星  →  キリスト生誕を知らせたことから、高い名誉や地位を表す
  ベル  →  幸福を呼ぶ象徴

ツリーを飾りながら、オーナメントのもつ意味を調べたり語り合ったりするのも、
神聖なクリスマス気分を盛り上げてくれそうで、そして楽しそう。
(といっても、狭い我が家にはツリーはないんだけどね。笑 )

ちなみに、N.Y.でクリスマスのイルミネーションが有名なのは、言わずと知れた
ロックフェラーセンタービル。でも、あのビルのイルミネーション点灯開始は、
たしか12月の第2週末と、意外に遅め。
(その代わり、年を越して、1月末まで点灯し続けていたように記憶している。)

夏のロックフェラーセンタービルは何回か見てるけど、いつか冬に訪れて、そして
あの美しいイルミネーションを肉眼で見てみたいなぁ・・・と思っている。


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