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2001年11月15日(木)    北海道カントリースタイルマガジン「East Side」

年に2回発行されている北海道の雑誌で『East Side』というのがある。

"北海道のカントリースタイルマガジン"というサブタイトルのもと、北海道の中
でも主に道東の記事をメインに扱っている。かなりレアな雑誌で、都内の書店でも
置いてある店舗が非常に限られている。はっきり言って見たことがない。(笑)
しかし、"本好きのためのインターネット書店"と銘打つオンラインブックストアの
bk1(ビーケーワン)では、『East Side』のバックナンバーも扱っているらしい。

そんな状況なので、1冊\1,200と少し高価なその雑誌を、我が家では定期購読して
いる。そして、先日、その雑誌の「冬を旅する」という特集が組まれた第4号が
送られてきたので、時間があると手にとって眺め、そしてゆっくり読んでいる。
なにせ、半年に1回だけの雑誌なのだから、慌てて読み進めることもない。

その雑誌を初めて目にしたのは、今年の2月に丹頂鶴を見に行った時だった。
鶴居村のお洒落なレストランで見かけた第2号は、「移住する普通の人々」という
特集のもので、「いつか北海道に住みたい」という朧気な夢を持つ私は、迷うこと
なく買ってかえった。もちろん、表紙の写真が美しかったからというのもある。

出版しているのは、北海道上川郡弟子屈町にある(有)バルク・カンパニーという
会社で、第1号は2000年春に発行された。編集長である伊藤肇さんという方は、
もともとは本州に住んでいた人のようだ。だからこそ、こういう雑誌を作れるの
かもしれない。地元にずっと住み続けている人では出せない視点だと思う。

商用雑誌ではないので、いつ廃刊になっても不思議ではない雑誌だけれど、丁寧に
作られていて読んでいて楽しい。北海道を好きだという思いを持った人たちが、
その思いを正直に語っていて、変な虚飾がない。何かが伝わってきて、オーダー
し続けたいと思わせるもの。

第4号巻頭のHorizon Gallery「氷と霜の世界」にあるフロストフラワーの写真を
見ていると、その美しさに言葉を失う。フロストフラワーとは、厳しい寒さにより
空気中の水蒸気が昇華したもので霜の仲間である。フロストフラワーは、その日の
気温と湿度によって結晶の形を変えるらしい。

個人的には、この雑誌を見ていると、また北海道に行きたくなる。それも冬の。
冬のカヌーやスノーシュー! photo shootingの対象として、屈斜路湖の白鳥や
阿寒町・鶴居村の丹頂鶴など。冬の北海道の楽しみはゲレンデだけじゃない。

今週は、火曜水曜と美瑛の辺りでも雪が降ったらしい。遠い北の大地では、早くも
長い冬の始まりである。そろそろあの大地も白く衣替えである。

興味が湧いたら、ぜひ覗いてみてください。↓

イーストサイド


上の「East Side・WEB号」にある「今月の空気感」の写真は、どれも美しい。
特に、2001年2月の音更町十勝牧場の写真が好きだ。
「もりの絵日記」も旬な北海道を感じられ、週に1度更新されるのが楽しみ。
個人的には、「2001年10月 第1週 早来の森から」の『虹を見た日』が好きだ。

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