えびたま

2020年11月01日(日) 髪を切ったらヘナで染めよう

踊りのお稽古がない日曜日。
徒然にテレビを見てたら、最近ご活躍をよく見かける
フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが出てて
なんとはなしにtwitterをチェックしたら
なんと今日の昼過ぎから、わたしが観たかった映画の
ネット配信とトークイベントがあり、
それに出演するっていうじゃないのさ。
慌ててチケットを購入。昼ご飯食べながら映画観た。

「アリ地獄天国」
アリさんマークの引越社を相手取っての
一人の社員の労働争議を追いかけたドキュメンタリ。
営業成績トップだった西村さん(仮名)
勤務中に起こした事故での弁償金を払わされたことで
社外の労働組合に入り、会社と団体交渉を始めたら
シュレッダー係を命じられ、給料は半分に。
会社の前で抗議活動をすれば、上司たちが関西弁で
組合員を恫喝&脅迫してくる。
つい1年ほど前の自分の状況とオーバーラップして
(脅迫はされてないけど恫喝はされた)観ていて辛かった。

会社は密室と同じで、その中での決まり事は
絶対のよな気がしてしまう。
他を知らないからだと思うけど、それよりも
自分の人権が蔑ろにされていることがわからないのは、
教育のせいもあると思う。
労働事件は人権侵害が大きく絡んでいる。
本当に労働組合って大事だ!!

そしてこの映画は、友人を過労自死で亡くした監督の思いも
盛り込まれていた。
「自分の争議を撮ってほしい」と言われたのに
断ってしまった監督。
今思えば、一緒にいて欲しかったんだなと思う、と。

安田菜津紀さんも、お兄さんを過労自死で亡くしているという。
映画の後のトークイベントでは、それも話題にされていた。
短いけど、いい対談だった。
安田さんは、その穏やかな話し方とは裏腹に
鋭い批判がいつもコラムやテレビのコメントにある。
とても好きだ。

ギリギリだったけど、気づいて良かったー。
仙台でもやらないかな。
全ての働くひとに観てほし。


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