えびたま

2019年05月26日(日) お師匠様のまゆ落とし

踊りのお師匠さまの踊りを観に行く。
県内の舞踊協会の発表会らしく、
生演奏だし、装置も結構立派だしかなりな舞台だった。

お師匠さまの踊りは、
お稽古で半分くらい習っていたけど
舞台で観るのは不思議な気分だった。
知らない半分を観るのは初めてで、
物語の続きを知ったよな感じ。
見せ場でお扇子を落としてしまったお師匠さま。
お弟子さんたちには、扇子を落としたとしても
「ハプニングなんだから、気にしない!!」と常々仰ってるけど
やはり楽屋では落ち込んでらした。

楽屋にご挨拶に行ったら、そのままお着替えや
楽屋仕舞いをお手伝いすることに。
お手伝いといっても、お名取さんたちが
テキパキと立ち回り、わたしはなんだか余ってた。
オタオタしてた。

お化粧を落としている時お師匠さまが
「眉毛落とす油もらってきて」とお名取さんに頼んでた。
白塗りのお化粧をするときに、自の眉毛を
なんだかベタベタしたもので潰してしまう。
そのベタベタを取るための油なんだそだ。
ガーゼか何かに染み込ませたものをもらってきて
お師匠さまが眉毛をすっすっと撫でたら、あっさり落ちてた。
みなさんが言うには、いつもそのベタベタがなかなか落ちず
翌日くらいまでベタベタしてるんだって。

お名取さんの一人が
「それは先生レベルじゃないともらえないヤツですか?」
と聞いていた。


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