18日追記,『gabowl』

 昨日の日記に書き忘れたこと。

 『月刊やきものネット』の原稿を仕上げて日記も書いて、の予定がNHKも高松宮妃逝去により番組予定変更。お陰で北極の絶壁を登るドキュメンタリーに釘付けになる。

番組予告の時点で登頂してないのか?と思った。悔しいだろうが、生きて帰れば次がある、というのは本当で、何の意味があるのかわからないが感動的だった。

 以下今日の日記。

 やっと『月刊やきものネット』の原稿送信。

 『MILLIBAR』開店8周年のパーティーで渋谷『gabowl』。パーティーでは積極的に行こうと思っているが、かっこいい人はなかなかいない、と思っていたら、元内縁夫が突然目の前に現れて、私に握手を求める。

いきなり「俺結婚した。子供ができた」と衝撃的な挨拶。「おめでとう」と言った後握った手を離さないまま「いつ?誰と?いつから付き合ってるの?」と質問攻め。
「写真ある?」と聞いたら「だから、7月7日に生まれるんだよ」と手を振り解こうとしながら答える人夫。手を離すと他の人と挨拶をして奥へ行ってしまった。

オゴウチ君が私に「いたね」。「結婚したんだって。子供が生まれるんだって。話しに行こうよ」と二人で追いかける。

入籍が12月2日と聞いて更に驚く。私が誕生日のお誘いメールを送ったのは12月3日。そりゃ無反応なはずだわ。

「お祝いに飲み物ご馳走する」と言うと「いや、T君が奢ってくれるからいい」「じゃ、次ね」。

黒い皮ジャケットに赤いマフラー、相変わらずカッコイイ。
ふざけてマフラーをほっかむりにしたり、ターバンにしたりしてもカッコイイ。

結婚祝いに1杯、誕生日プレゼントで1杯。初めはあまり話したくないのかな、と思ったが、何度も「ありがとう」と言う彼。

「お父さんになるんだ。でも変わらないね」と私。
「俺は変わったよ。ものすごく変わった」
「そうなの?変わらずカッコイイわよ」
「ありがとう」
「私も、って言ってよ」
「言ったよ!」
「聞こえなかった。もう一回言って」
「素敵だよ」
「ありがとう」
ああ、いいなあ、こういうの。

「桜井さんも、流れには乗った方がいいよ」と彼。
「私乗ってない?」
「もっと大きな流れがきっと来るから、それに乗るといろんな事がバババって変わるよ」
「流れには乗ってると思うけど」
「乗ってるけど、固くならずに」
「私固い?」
「固くないけど、もっと流れに乗った方がいい」
ってよくわからないけど「はい」。

相手の女性の事を聞いたら「ミリバールで桜井さんと会ってるよ」と言われたのもビックリ。
「えー、あのI君の隣に座ってた人?私I君に『奥さん?』て聞いたんだよね。『違います!』って言ってたけど、そうだったんだ。」
ヴァレンタインデイの夜だったのでよく覚えている。
「きれいな人だよね」。なるほど。彼女が彼の子供を産むのか。美しい赤ちゃんが生まれるだろう。
「男の子と女の子とどっちがいい?」と聞いたら
「愚問だね」。

日曜日なので結構早い時間に人が減り始める。人夫も帰って行く。

ミリバールのバイトのG君も結婚したと言う。清野さんは嬉しそうに飛び跳ねて踊っていた。
バンドもDJも素敵だったし、良いパーティーだった。

ドライバーのとってもキレイな男の子とお話もできたし、楽しかった!

 酔っ払ってフラフラの清野さんと腕を組んで『MILLIBAR』へ。

皆の到着を待っているうちに終電の時間になり、何も飲まずに駅へ。
マルニの丈の長いドレスで全力で走って、間に合う。
2004年12月19日(日)

抱茎亭日乗 / エムサク

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