| 16日追記,沖縄料理『珍兵衛』,新座泊 |
16日の日記に書き忘れたこと。
とんかつ『三太』の後、映画の時間までインターネットコミックカフェ『MANBOO!』に行った。 コミック原作講座宿題のため、マンガ研究。
禁煙席の有無を確認したら、完全個室だから大丈夫、と説明される。 そうは言っても簡単なつくりなので、隣の個室で煙草を吸われると臭くて大変不快。
昔大好きだった本宮ひろ志『俺の空』と『俺の空 平成版』を読んでみる。 平成版は面白くなかった。随分前にも同じ体験をしたような気がする。 『俺の空』の魅力はエッチな場面にあったのに、新連載では一切そういう絵がなくて「つまんないの!」とがっかりしたのだった。
以上を16日の日記に追記。
ジャーナリズム講座のライターズスクールで課題となっている本の打合せ。 母と東久留米の沖縄料理『珍兵衛』。
調査したい項目を挙げたメモを見せて説明し始めると、「なんだかよくわからないわ。飲んでるときに、止めて」と母。 「この話をしに来たんだよ」と私。 「明日の朝にして」 「じゃあ泊まらなくちゃいけないの?」
『ご近所さん』たちについて。 同じ中学出身の人と会った、という話をしたら「インターネットで知り合ったの?怖いじゃない」と母。 先日NHK勤務の『ご近所さん』の話をした時は「あら、いいじゃない」と言った母。 よくわからんのは母の方だ。
母の友人の嫉妬深い人について。 母は昔から世話焼き屋で、その友人も母の紹介で母の職場の人と結婚した。 母が未亡人になると母の友人は、母が自分の夫を取るんじゃないかと疑ってかかるとか。 「私が好きになるわけがないのに、そう思い込んでる。昔っからあの人はヤキモチ焼きなのよ」と母。
女友達って幾つになってもこんななのか? 母は「もう2度と電話しない」と言いながら、腎臓を患い人工透析を続ける友人を心配している。 私も同じだ。友人だと思っていた人から「キチガイ」「大麻やめて」などと理不尽に攻撃されても、無視はしない。
なにかと忙しいのであまり泊まりたくなかったが新座の実家へ。 お茶を入れに台所に行った母が「うわあ!」と悲鳴を上げる。 「どした?ゴキブリ?」と私。 「ネズミ!」 おおい、本当かよ。私も見に行く。棚の上に奴が一瞬現れる。「うわ!いた!」
「いつからいたのかしら?今日初めて見たわ」 「どこから入ってきたのかしら?どこも隙間はないはずなのに」 「どうすればいいのかしら?とりあえず今日は電気つけっ放しにしておこうか」 とテープのごとく何度も繰り返し聞く母。「知らないよ」「わかりません」と応じる私。
ああ、やはり泊まりに来るべきではなかった。 無人で煌々と明かりのついた台所を恐々覗いていたら次はゴキブリが現れる。 なんなんだ、この家は。掃除してんのか?
新座に泊まりたくない理由はいくつもあるが、母の家なのだから文句を言ってはいけないと思っていた。が、ついに言ってしまう。 「なんで父親の遺影が私の部屋にあるの?」 「電気屋さんが掛けたのよ」 「お母さんがあの部屋に掛けて、って言ったからでしょう」 「そうです」 「あれ、ものすごく嫌なんだけど」 「じゃあ取りましょう」 なんだ。もっと早く言えばよかった。
ドアを開けると遺影は正面に掛かっている。 その真下にベッドがあり、見下ろされて眠る格好になる。 ずっと居心地が悪い思いをしていたのだ。
何故か父の遺影の横には祖母の遺影のみで、祖父の写真はない。 私は「おばあちゃんの写真は別にいいんだけど」と言ったが、両方とも降ろせと母が言うのでワイヤを切る。
ついでに「マッサージチェアがあれば毎週帰ってくるかも」と言ってみる。 「50万円ぐらいするんじゃないの?」と母。 「いや、8万円ぐらいでいろんな機能がついたのがあるんだよ」 乗り気になる母。酷い娘だね。
本棚にある昔読んだ漫画『愛と誠』『風と木の詩』を読み返す。やっぱり面白い。 コミック原作講座の宿題のためにも、今日の新座泊は正解だったとしよう。
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2004年06月26日(土)
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