| 二日酔い,映画『シルミド』,なすび水曜サロン,『太古八』,アラシの季節 |
目が覚めると畳に洋服で寝ていた。これは夏になればよくあることだ。 しかし、鞄は玄関に投げ出され、傘立てが倒れて、外履きのサンダル片方がリビングにあった。 鍵はちゃんと締めていたが。うへぇ。気持ち悪。
頑張って映画『シルミド』。遅刻して途中からになってしまい、次回も途中まで見る。 泣いた泣いた。目が腫れ上がる。史実を知らなかったので、衝撃だった。 北朝鮮だけではなく韓国も相当ひどいことをやっていた、というのは少し前に知ったけど、結局国家というのは国民にこういうことをするものなのだろう。
あまりに美しく描かれていると思うが、当時の韓国にはこういう男の友情、兵士の心意気もあったのかもしれない。今の日本では考えられない。 だってラジオのアンケートで「本当の友情をどういう時に感じるか」の答え第1位は「お金を貸してくれたとき」。
田中角栄のドラマでさえ家族に遠慮して作れない日本だし。 国家の汚点をこんなエンタテインメントにはできないんだろうなあ。
早めに来るように言われていた「なすび水曜サロン」だが、こちらも少し遅刻。 母は会場の目白庭園内赤鳥庵に既にいるかと思ったら、庭で待っていてくれた。 19時開始を18時と勘違いし、相当早く着いてしまったらしい。
着いたときは演劇評論家の和角仁さんによる解説が始まっていて、端唄についてのお話。 端唄を聴くのは初めてで、稲邑流師範の稲邑粋有芙(いなむらすいゆう)さんてどんな人だろう、と思ったら若くて可愛らしい女性で驚く。お肌がきれい、声も素敵。
「粋な鳥」という歌を皆でお稽古。
意気な烏は 夜明けにゃ鳴かぬ チョイトナ やぼな烏はメチャに鳴く どこいしょととんでくる (チョイとチョイと)
なかなか声が出ない。
休憩時間にお寿司のお弁当を頂く。そしてまた演奏を聴く。これで会費2,000円は破格だ。
続いて「なすび句会」も聴講させてもらう。お題は「髪」。艶かしい句が多い。 『なすび』の千秋さんは「句会は言葉の洗練道場としてためになるよ」と言ってくれた。 確かに非常に勉強になるが、今の私には余裕がない。
皆さんカラオケへ。私と母は『太古八』へ。 羽賀さんは体調が悪そうで「寿命だ」。「そう言うと、お客さんいっぱい来るでしょう?」 「そう、忙しいんだ。面白いよ」
母が書いてくれた私の名刺を羽賀さんに渡す。「お母さん、字、うまいねえ」と羽賀さん。 私に返そうとするので「もらっておいて下さい」。 「どうせ知ってんだから」と羽賀さん。 「どうせ捨てるんだから?」と母。 「違うよ、どうせ知ってるんだから!」と私 「同棲してるんだからね」と羽賀さん。
二日酔いの頭痛が続いて全く飲む気がしなかったが、焼酎を飲み始めたら元気が出てくる。 それでも母の方がピッチが早く、半分あげる。
『MARIBAR BBS』が大変なことになっている。
> 人間関係 > トラブル、不幸、は面白い > 他人の幸福感を聞いてもあまり面白くない > よって > 今の日記進行は面白い(悪い性格)
> 当事者は大変でしょうけど・・・ > でも、 長引いて、ダメージ、ストレスを受けない程度に > 早く解決するといいですネ。
というメールをくれる人あり、電話で「とことん付き合うか、無視するか、ですよ」とアドバイスをくれる人あり。 「無視はしたくない。これまでの付き合いもあるから。でも向こうは完全に憎しみに変っているよね」 「そうじゃないと思いますよ」 「じゃあとことん付き合う」 「えー?!桜井さん、優しい」 「いや、私のやり方でね。彼女の思い通りにはならないよ」
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2004年06月23日(水)
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