肉丼,大津地方裁判所,帰京

 10:30頃起きる。
Yさんは朝食はいつもヨーグルト1パックを食べるらしい。私も少し頂く。
西本願寺や浄土真宗の話等しながら京都駅に向かう途中の喫茶店。私は肉丼。
お金の話になって、私が「遊んでばかりいるからお金がない」と言ったらご馳走してくれた。
そういうつもりではなかったのだが。

 薬を忘れたYさんは家に戻って、私は一人で大津地方裁判所に向かう。
だいぶ時間が余ると思ったが着いたらキツネ目組の人たちが建物の前に集合していた。
大阪のMさんがタイ旅行で撮った写真を見せてくれる。楽しい気分になってきた。

 本日は宮崎学さんが滋賀県警にトークショウを妨害されたと訴えている民事訴訟の、
原告による意見陳述。
大津地裁の一番大きな法廷が満席。キツネ目組は20人ぐらいか。Yさんも間に合う。
(宮崎さんの陳述はhttp://www.zorro-me.com/2002-12/021202-2.html)

私が痺れたのは
「警察が宮崎学の言論活動を妨害しないと言うのであれば、(宮崎学がこれまでやってきた)
一連の警察批判の講演会を滋賀県警の管理する建物の中で行いたいと思います。
そして妨害しないというならばそれを認めるべきであろうと思います。
私はその申し入れをただちに行うつもりであります。」
というくだりだ。
「よし!」と合いの手?を入れた人がいたが、私も「素敵!」と叫びたかった。
かっこいー。おもしろーい。
「こうやって闘うんやでえ」と見せてくれた宮崎さん、だーい好きだ。

続いて高山登久太郎さんの一問一答形式の意見陳述。
やくざが悪いと取締りを装い、やくざの飯の種を巻き上げているいる警察の矛盾をつく。
真中に座っている裁判官は無表情。
脇にいる若い女性の裁判官は眉間に皺を寄せて聞いていた。

終了後拍手が起る。この裁判自体がエンタテインメントだった。来て良かった。

 宮崎さんとみんなで『ロイヤルホスト』に向かう。
席に着いたら宮崎さんに「桜井、陳述まとめといて」と言われて焦る。
「えっ?いや、私聞き入ってしまってメモもとってないし。あ、でも、はい、やります」
ああ、失敗。メモとっておくんだった。困った。そしてもう帰らないと…。

Sさんに大津駅まで車で送ってもらって、キツネ目組の人と京都まで一緒に帰る。
職業を尋ねたら浄土真宗のお坊さんだった。
丁度今朝Yさんが「親鸞は浄土真宗の教えを『自分は信じてない』って言ったのに、
今も何十万もの人が西本願寺に集まってくるんやね。
左翼が『綱領なんか自分は信じてない』って言ったら誰もついてこんね」
と言っていた話をする。

京都駅に着いたら指定のこだままで30分も時間が余る。
萩原遼『北朝鮮に消えた友と私の物語』を読了。22:00ぐらいに帰宅。
早速意見陳述をまとめなくちゃいけない。しかし2:00過ぎまで雑事。
2002年12月02日(月)

抱茎亭日乗 / エムサク

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