「身毒丸」,ギャラリー・サーチ&サーチ,鳥良

昼前に起きる。酷い二日酔い。
「身毒丸」昼の公演でBunkamuraシアターコクーンに出かける。

藤原竜也最高。惚れ惚れ。きれい。頑張ってる。
蜷川幸雄は素晴らしい演出家だけど、藤原竜也を見せてくれたことに本当に感謝する。
これからもずーっと見守っていこうと決めた。

噂の入浴シーンは照明が当ってなくてよく見えなかった。でもドキドキ。

やっぱり私はきれいな男の子が好きだ。
子供を産むなら絶対女の子、男の子なんていらない、と思っていたが
「お母さん、もう一度僕を妊娠してください!」
と藤原竜也が叫ぶのを見て、こんなに可愛い男の子ならいいよなあとうっとり。
ここまで慕われる母という存在になってみたいものだ。

他に印象に残っているのは端役で、お面をつけている上半身裸の女性。太っている。
激しい踊りで夕張メロン大のおっぱいが上下左右にブルンブルン動く。目が釘付けになる。

終演後、ギャラリー・サーチ&サーチ。緑さんに昨日の不義理を詫びる。

「Undulating States」は人のあまりいない静かな時に見るとまたいい。
音が聞こえてきそうだ。

緑さんの知人が何人か訪ねて来る。
私の知らない人たちと一生懸命話している緑さんを見るのがまた好き。

人が帰って初めて2人でゆっくり話す。「男」について。
「私が男だったら、絶対緑さんだな」
「嬉しい。でも昨日は宮崎さんをとったのね」
昨日のパーティーに来なかったことは、きっと一生言われる。

緑さんの話がのってきて止まらなくなる。作業の手も遅くなる。
私は大学の同級生I君と池袋で待ち合わせをしていたのだが、
結局I君はギャラリーまで来てくれる。いい奴だ。

緑さんと3人で食事をすることになって、表参道の鳥良。
ここは昨年緑さん来日時に行こうとして入れなかった店。

二日酔いだし「3年B組金八先生」も見たいし、なんて思っていたが
緑さんと一緒で幸せな気分になる。

I君に聞く。
「緑さんは『男にもてない』って言うんだけどどう思う?」
「それは嘘でしょう」
「そうだよねえ、惚れるでしょう?どう?I君」
「いや、作戦があるんだよ」
とニヤつくI君。

奢られるのが嫌いな緑さんは最後まで抵抗していたが、I君がご馳走してくれる。
いい人過ぎる。それともこれは作戦か?

原宿まで送ってもらって私は車を降りる。I君は落合まで。
「いいなあI君。緑さんと二人で」
何が作戦なのかわからないので「緑さんに変な事しないでよ」と言っておく。
しかしご馳走してもらっておいて酷い捨て台詞だな。
2002年03月21日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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