匿名希望Aさんゴメン,西澤緑 VS 宮崎学,駒忠,檸檬屋

朝、次の原稿が来るはずがほんの少しだけ。匿名希望Aさんと手分けする量ではない。
夕方また来ると言うが、一人で出来そう。
おまけにこれでおしまい(当初は1週間分かそれ以上という話だった)。
匿名希望Aさんに謝って断る。

先日自分は派遣会社に補償を要求したのに、
匿名希望Aさんに同じような事をして気を持たせる形になってしまった。
匿名希望Aさんは「気にしないで下さい」と言ってくれる。申し訳無い。

原稿を市谷に届けて、ジャーナリズム実践講座。当初予定されていた講師は宮崎学さん。
「でも、多忙につきいらっしゃらないかも。そしたら来期の企画会議をしましょう」
という話だった。30分ほど遅刻して駆けつけると会場からは宮崎さんの声が。
ああ、失敗。一言漏らさず聞きたかった。

取材の仕方、本を書くのは何のためか、タブーと差別について、映像vs文章など。
受講生は10名ほどで質問も次から次へ。
私は要領を得ない質問しかできなかった。宮崎さんに対しては未だにものすごく緊張する。

お酒を飲まない宮崎さんは懇親会には出られないかと思ったら「付き合うよ」。嬉しい。
でもどうしよう。今日は緑さんの個展の公式パーティー。
私が誘った人も何人も来ている筈。
遅くなっても行かなくちゃと思っていたのだが。
NANIOさんからは5回ぐらい電話がかかっていた。

宮崎さんに
「桜井さんは書いてるの?ホームページの更新ぐらいしかしていないんじゃないの」
と言われてしまう。それさえ覚束ない、とは言えず「生活に追われてまして」。
「27日の大津(裁判傍聴)には来るの?」
「う、え、は、い、え」
としどろもどろになってしまう。しかし宮崎さん直々に誘われたら断れるものではない。
「必ず行きます」。

二次会の駒忠では宮崎さんに仕事の相談を少ししたものの、
別のテーブルなのであまりお話できず。
宮崎さんが帰ると、隣に座っていた受講生の男性が
「宮崎さんとは知り合いなの?好きなの?」と聞く。
「愛してるんです」と答える。
「君のメルクマールなんだね」
「メルクマールって何ですか?」

そんなことはいいんだが、緑さんのパーティーに行かなくちゃ。
電話をするとイタリアンレストランにいてもうすぐラストオーダーだと言う。
「『桜井さんの紹介で来ました』って言う人が何人もいたよ。
『遅くに来ます』って引き止めたんだけど」
あの人が来た、この人も来たと聞く。ああ、申し訳無い。

今日は本当に悩ましい日だった。かつて私と付き合っていた男性に
「僕と緑さんとどっちが大事なんだ」と言わしめた西澤緑の晴れ舞台と、
1年前から決まっていた宮崎学のジャーナリズム講座。

「宮崎さんに言って日にち変えてもらえないの?」
ってそんなこと言える訳ないでしょ!緑さん。
「宮崎さんは来てくれないかしら」
来ないよぉ、緑さん。
でも私は本当にちりぢりの思いだった。緑さん、足を運んでくれた方々ごめんなさい。

パーティーに来てくれた電脳キツネ目組のNANIOさんとN君が檸檬屋にいるとの事で檸檬屋。
前にメールで怒られたMさんもいたので謝る。
「『もういい』って書いたじゃないかよ」と、怒ってないみたいでホッ。

私のパーティー衣装にみんなが驚く。これで駒忠、檸檬屋っていうのがちと悲しい。

緑さんの話、宮崎さんの話、他いろいろ朝5時まで。
2002年03月20日(水)

抱茎亭日乗 / エムサク

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